似合うアクセサリーを理論で知る

こんにちは!モリオカです!

前回までの記事では、メンズのジャケットを理論的に似合わせるノウハウを解説しておりました。

が、今回はTwitterで「こんな内容が知りたい!」というリクエストを頂きましたので、そちらについての記事を書き進めていこうかと思います。

そのリクエストとは「アクセサリーの似合わせ」。

アクセサリーとか小物系って、女性だと特に「可愛い!」のフィーリングで選ぶ部分が多いですよね。
僕自身も1年半ウィメンズの店舗で働いていたので、他の女性スタッフも皆さま感覚的な部分でお客様にオススメしていらっしゃいました。

ですが、これを理論で頭にインプットしておく事で驚く程にアクセサリーの接客がしやすくなります。

男性である僕、アクセの接客が正直めちゃめちゃ大嫌いだったんですが、この理論に救われた部分がとても大きかったんですよね。。

では「アクセサリーの似合わせ」の解説に進んでいきますね。

アクセサリーの似合わせ理論

ここでいうアクセサリーは、ネックレスなどとも同じ事が言えますが、基本は一番触れる事が多いであろうイヤリングをベースに解説を進めていきます。

アクセサリーの似合わせは

柄の大きさは顔パーツの大きさに合わせる事で似合いやすくなる

前回こちらの記事で解説した、「柄の似合わせ」とポイントが殆ど同じなのです。

ポイントは
①イヤリングの大きさ
②イヤリングの形

これを
①イヤリングの大きさ→顔パーツの大きさとマッチさせる
②イヤリングの形→顔パーツの形にマッチさせる

というのが結論です。

イメージが湧きやすいよう、画像付きのモノで見ていきましょう!

アクセサリーの似合わせポイント①アクセの大きさ

まず、お顔の要素をマップに落とし込んでいきます。
①お顔のパーツ小さめ+女性的な丸さを感じる顔立ち
②お顔のパーツ小さめ+キリッとしたややカッコ良さを感じる顔立ち
③お顔のパーツ大きめ+女性的な丸さを感じる顔立ち
④お顔のパーツ大きめ+キリッとしたややカッコ良さを感じる顔立ち

(モデルの顔写真はhttps://generated.photosよりAIの生成画像を引用しています)

これらの要素を対比で見ていきましょう。

女性的な丸み、柔らかさを感じる<曲線>の女性に対して
・画像1は小さめのイヤリングを合わせて比較した場合
・画像2は大きめのイヤリングを合わせて比較した場合
を比べています。

お顔のパーツが大きめの方には、同様に大きめのパーツのイヤリングが似合います。
これらはネックレスのトップのデザイン等にも同様の事が言えます。

逆にお顔のパーツが小さめの方には、大きめパーツのイヤリングはややバランスが取りにくい傾向にあります。
小さめのデザインのモノを合わせる事で印象が調和していき「似合う」と感じる事が出来ます。

アクセサリーの似合わせポイント②アクセの形状

では次は、<直線>と<曲線>を比較していきましょう。

・画像1は曲線的な丸みのあるイヤリングを合わせて比較した場合
・画像2は直線的な角のあるデザインのイヤリングを合わせて比較した場合

2は四角っぽい形や三角形などといった、丸みを感じない角のあるデザインのモノが<直線>の要素となっていきます。

という所で、目などの顔パーツに丸さや女性的な印象を感じる方は、同様に女性的な丸みを感じさせるイヤリングのデザインが調和します。

反対に目などの顔パーツにキリッとした印象やスマートさを感じる、男性的な要素を感じる方は、同様にスマートさを感じる形状の、角のあるイヤリングが調和します。

このお顔とイヤリングの要素が調和する事で、「似合う」という感情を引き起こす事が出来ます。

いかがでしょうか?感覚で選ぶのが当たり前とされているアクセサリーですが、やはり理論をベースに見ていく事で、より具体的に的確なご提案や選び方が出来るようになります。

あまり見かける方は多くないですが、過去の僕のような「ウィメンズに立つメンズ」。
アクセサリーを着けた経験もないから、経験値で「似合わせ方法」を補う事も出来なかった。

そんな方々のお役に立つ記事であれば幸いです!

それではまた次週!

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森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。