ファッションECモールのメリットとデメリットとは?

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ファッション業界では現在、顧客様向けのプレセール真っ最中で皆様日々お忙しくされている事でしょう。我々webECの分野においてもこの時期、得意先様のweb上のプレセール・本セールの準備等があり、同様にバタバタしているのですが、そのせいかやはりLINE@ECモールから通知が鳴り止まない日々。シーズン期間中にクーポンやタイムセール連発して、ブラックフライデーでセールやって、プレセールで顧客に、てもはやプレセールの付加価値は?って状態なんですが、まぁそれはこの際置いといて。。

マルチブランド戦略取ってるアパレル企業さんは大概、自社のブランド集めてモール化の方向に舵をきっています。ブランドのポジショニング違いすぎるものが集まるとモール化した際に違和感あるんですが、数が増えすぎてきたらまぁそのあたりの違和感も軽減されますし。という訳で(どういう訳だ?)各社、自社モールを展開する際のメリットとデメリットを本日はここに記載しておきたいと思います。

 

モールのメリット

まずメリットとしてあげられる点は、

・顧客リストの統合
SKU
・コンテンツ量

の3点がメインでしょうか。

・顧客リストの統合
1ブランドだけでは顧客が少なかったとしても、ブランドを横断する事でリストが倍増します。そうなると違うブランドの顧客にも見てもらえるチャンスが増え、企業としては売上を最大化する事が可能になります。新規ブランドだとまだまだ店頭カスタマーが少ないのですが、他ブランドの顧客へ認知を促したり、そこから購入に至ったり、またシェアしてもらったりという効果も期待できます。アパレル企業の一番の財産って顧客リストなので、それを共有し有効活用する際にモール化って効率が非常に良いのです。

SKU
単純に商品点数多いとページも増えるし、キーワードも多くなるのでSEOで有利に働きます。モール化していますと、各ブランドのドメインに分散されず、サイトの強化が図りやすいのです。

・コンテンツ量
上記のSKU数と似ていますが、こちらもブランド1つ1つのコンテンツ量が少なくても、モール化すると急激に増やす事も可能です。スタッフコーデやスタッフブログなんかはその最たるものですね。店舗が多ければ多いほど、このコンテンツ量は増えていきますのでモールの方がコンテンツマーケティングも強化しやすくなります。

 

デメリットはあるのか?

そんなメリットだらけのモールですが、デメリットを挙げるなら冒頭に書きました様々なブランドが混在する事になってくるのかと。

モールって様々なブランドを横断するので、サイトのトンマナが無味無臭になりやすい。ゾゾタウンなんかは良い例でしょう。ブランドが増えれば増えるほど、そこに対応すべく当然そうなるのはわかります。しかし、ブランドは「世界観」や「濃さ」がロイヤルティを向上させる要素なのも事実です。この相反する問題を解決する術はなく、どちらを選ぶかはまさに企業の方針によるでしょう。

そして1点、モール化で考えなければならないとしたら、「モールとしての体験価値」でしょうか。各ブランドを横断する際、ブランドとしてのページとモールとしてのページに分けられる事があります。例えば下記が良い例でしょう。

モールのトップ

各ブランドトップ(ローリーズファーム)

上記はアダストリアの自社モール「ドットエスティ」です。モールのトップ直下に特集コンテンツがあります。ドットエスティの場合、25ブランドを統括するドットエスティはブランドのキュレーターでなければなりません。「どのブランドのどのアイテムやスタイルがオススメなのか?」や、「ブランドを横断してもどういった組み合わせができるのか?」など、モール独自の付加価値を提供する事こそがモールとしてのブランディングに繋がります。

これはこれで大変なお仕事が増えるので、モール化しない方が組織としては業務は簡素化されるのではないかと思います。個人的には、ゾゾやアマゾンのようなプラットフォマーは力が強すぎる上に独自の経済圏を持っている為、自社は自社で経済圏をどんどん広げていく方が売上は安定していくのではないかとは思っていますが

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深地雅也
About 深地雅也 144 Articles
株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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