香港そごうが引き続き好調だ。銅鑼湾(コーズウェイベイ)店の18年12月期の下期(7~12月)業績は上期比では減速したものの前年同期比で増収となり、通期でも前期売上高の約1200億円(1香港ドル=14円換算)を上回る見通しだ。香港消費者の購買意欲の高まりが背景。今後は日本のそごう・西武との連携も進めながら、地元消費者へのアプローチを強化する。
香港のそごうが売上好調という記事を見て、本題とは全く関係無いのですが数年前に香港行った時の事をふと思い出しました。そごうやその他のショッピングセンターを見て回っておりましたが、どこのショップでも販売員さんが適当…、に見えてしまうんですよね。そごうに入っていた日系企業のブランドの販売さんもポケットに手を突っ込みながら、ショップのエントランス近くでめっちゃ笑いながら喋ってるんです。中々、日本の会社が管理する事も難しいんでしょうけど、自国では良くても海外からのお客さんは引いてしまわないんだろうかと思ってしまいます。
◯販売員は日本人が圧倒的に優れている
いつも海外に行くと思うんですが、日本の販売員さんってめっちゃサービスレベル高いと思うんです。いや、本当過剰なくらい。こんな事言うと「生産性ガー」とか言われそうですが、日本が誇れるポイントなんではないかと。僕もそこまで海外に詳しい訳ではありませんが、それでも10カ国くらいは行ってますし、ヨーロッパでもアジアでも如実に差があります。ショッピングセンターなんてレジ前で座ってる人たくさんいますし。日本のブランドが海外に出店する場合って、これ強みにできると思っております。
◯販売員の逆輸入は可能か?
インバウンド需要が活発な日本ですが、日本語学校の学生も非常に増えていて、外国人留学生がコンビニなどでアルバイトしているケースは日に日に増しています。ファッション専門学校でも留学生の受け入れが多くなってきており、とある専門学校では留学生同士で仲良くなりすぎて日本語を覚える事を怠ったりする事例まで発生しています。留学生に対し販売員教育を徹底し、海外展開しているアパレル企業にて留学生の自国での就業が可能になれば、双方にとって大きなメリットになるのではないでしょうか。
ファッション教育機関は相変わらず販売員教育が弱みでしょうけど、世界に向けての強みが販売員なのであれば積極的に強化すべきかと思います。「世界に発信」というキーワードだと、どうしてもデザイナーばかりが注目されがちですが、販売員のグローバル人材ってめっちゃ需要あるんではないかと思った次第です。