アパレル販売員の未来提案型接客スキルの希少性が他業界で必要になる時

こんにちは、ヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。

少しずつですが日常を取り戻してきた世界に安堵を覚えながらも、本当にこのまま元の世界に戻るのだろうか?と不安を拭えない。
そんな不安を抱えながら再開した店舗に出勤しているリテール販売員さんからの相談が日に日に多くなっています。
まだ公になっていませんが大手商業施設では退店の交渉が数多く行われているとの話も聞いています。

この秋頃から大量の閉店、退店が発表されるのではないかと思える状況で不安を抱えるなと言う方が難しい。

こんな時に不安を消すには何をすればいいか?
まずはこの先、もし思っているような最悪な状況が訪れた時に自分自身が何ができるか?をイメージすること。
その為に必要なのはまず「自分自身が今まで何をしてきて、今の自分が何ができるか?」を知っておくことです。

「接客しかしてこなかったから他に何もできない」のでは無い。

ツィートもしましたが物販の中でもアパレル商材を接客販売するってのは、とても難易度が高いと僕は思っています。
極端な話、布切って糸で縫っているだけであるアパレル商材の商品説明は3分あれば終わる。
作り手の想いなどは今回は別として、例えば車両などに比べれば話す内容は1/10以下ですよね。

そんな商材を販売する為に必要なのは「顧客の未来を作るスキル」

つまり買ってもらった後の顧客の未来の姿をどれだけ提案できるかになってきます。
このスキルが実は他業界ではなかなか身につかない特殊なスキルなんです。
多くのリテール販売員は「接客しかしてこなかったから」と言いますが、それだけをしてきたからこそ身につけられた特殊なスキルであることをまずは認識してほしい。

商品説明型接客ではなく未来提案型接客の希少性

そんな事言われても本当ですか?と言いたくなるかもしれません。
でも一度、他の業界の事を思い出してほしい。
あなたが今まで受けた接客の中で「これを買う事であなたの未来が変わるよ」なんて接客受けた事ありますか?
アパレル業界以外でほとんどないんじゃない?

もしあなたの今いる店舗が無くなったとしても、あなたが身につけたそのスキルは他業界で必ず必要とされます。
だから安心してね!とまでは言い切れないけど、実はもっと多くの選択肢を作れる事だけは知っておいてて欲しい。
今から準備したって遅くないよ。

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。