面接でのその自己PR、本当にアピールになっていますか?

皆さまこんにちは!
アパレルキャリア論担当のマリです。

徐々に街に、生活に、動きが出てきましたね。
新しい日常が始まりつつある方も多いのではないでしょうか。
その時々に合わせ、柔軟に対応していきたいなと思う今日この頃です。

本日は履歴書に記載したり、面接で聞かれることの多い自己PRについてお伝えいたします!

何故自己PRが求められるのか

大半の履歴書には自己PRの欄があり、公募の社内異動などでも記載が求められることが多いもの。
内容によっては自己PRというだけあってうまく自分をアピールできる材料となりますが、これまで数々の添削をしてきた経験から、この自己PRを上手くアピールに使えていない方が多いという印象です。
それどころか、この内容ではマイナスになりかねないといったケースも見てきました。
そもそも、自己PRとは何故求められるのか。
ここでは、2つの点を見られていると押さえておきましょう。

①応募ポジションに求められるスキルを理解しているのか、そしてマッチするのか

コミュニケーション力が高いです、前向きです、リーダーシップが取れます。
これらは果たして、本当に応募するポジションで必要なスキルでしょうか?
自分の言いたい、長所だけを並べてはいませんか?
例えば、販売職の自己PRの場合。
上記で挙げた例ももちろん販売職には大事な要素ですが、応募する企業の販売職にはどのようなことが求められるのか?を考えることが大事です。
例えば個人売上に応じてインセンティブ比率の高い、数字を重要視する企業へのPRとしては、先ほどの例だけではアピールになっていないことが分かるはずです。
事前に応募先の販売スタイルを理解することで、この企業は数字が求められる企業であるから、数字を意識したアピールをしよう、といったように内容は変わってくるはずです。
中にはどの応募先でも同じ内容で自己PRを使い回している方もいると思いますが、見る人が見れば一発で分かります。
その分、応募先で求められるスキルに合わせた自己PRであれば、よく理解できているな、と心象が良くなることも大いにあるのです。
それであれば書類の時点でしっかり求められるスキルを理解して、それに沿って内容を準備することに越したことはないですよね?
販売と同じです。自分が伝えたいことを伝える、ではなく、お客様が求めていることは何なのか?
この発想を自己PRに置き換えて、自分の書きたいことを書く、ではなく、応募ポジションに求められることは何なのか?を頭に入れて内容を準備しましょう。

②要点がコンパクトに纏められているか
人事や面接官が書類に目を通す時間は限られています。
具体例を交えながら詳細まで書こうとするとどうしても長くなりがちなもの。
箇条書きなど、出来るだけ伝えたいポイントを目立たせること。
書きたい気持ちを抑えつつ、後は面接で伝えよう、という気持ちで要点だけを纏めましょう。

自分の強みは何なのか?をいろんな角度で考える

応募ポジション、企業に合わせた自己PRを考えましょうとお伝えしましたが、なかなかフィットするセールスポイントがないよ、、、と悩んでしまう方もいるかと思います。
それ、本当でしょうか?
見方や言い方によっては、普段自分では強みと思っていなかったことがアピールになることだってあります。
相談者の方と一緒にキャリアの棚卸しをしていると、ご本人は当たり前だと思っていることが、それ、他の販売員さんはしていないですよ!というような、その方ならではの取り組みがあったりするものです。
自己PRは求められるスキルや人物像を理解しないとうまく書いたり伝えることが出来ませんが、それ以上に自分のキャリアを棚卸しして、何が得意でどんなオリジナリティを持っていてなぜそれが強みなのか?を言語化できるようにしておくことが重要です。
それが出来ると、自己分析にも繋がり自己PRだけでなく面接準備としても大いに役立ちます。
応募する企業やポジションに合わせるためだけの自己PRではなく、こんなことが出来るからこのように貢献できますといったように、自分の本来の強みをその企業やポジション毎に合わせてアレンジ出来るようになれば完璧です!

それではまた次回!

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鶴戸茉利
About 鶴戸茉利 28 Articles
宮城県仙台市出身。 新卒で外資系イタリアブランドに入社。販売員として複数店舗で勤務しトップセールスとなる。 その後ファッション業界専門の人材紹介会社で主に外資系ラグジュアリーブランドのヘッドハンターとして転職支援を行う。 現在は株式会社ALL IS NEWの執行役員として、人材部門の責任者を務めている。 その他、文化服装学院の講師業、コミュニティスナック「BANQUET CIRCUS」のママ等、幅広く活動中。