こんにちは、ヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。
「商品が売れない!」
「お客がこない!」
「ブランド認知が上がらない!」
今までアパレル企業がこんな時にとっていた対策はファッション雑誌に広告掲載が主流でした。
ですが、言わずもがなファッション雑誌の部数が下火になってきている今はそれも大きな効果はなく、最近変わってよく聞かれるのが
インフルエンサーに宣伝してもらおう!!
インフルエンサー(英語: influencer)とは、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと[1][2]。その様な人物の発信する情報を企業が活用して宣伝することをインフルエンサー・マーケティングと呼んでいる[2]。従来の有名人やタレントといった知名度があって多数のフォロワー数を持つインフルエンサーと比べ、フォロワーが相対的に少なく万単位に満たない場合は『マイクロインフルエンサー』と呼ばれる
wikiより抜粋
ユーザーの情報の収取先が雑誌からSNSに変化した今、ユーザーへ大きな影響力を持つインフルエンサーに「宣伝」してもらい先ほどの問題を解決してもらおうという動きですね。
ですが、このインフルエンサーに宣伝してもらう時に雑誌と違って難しいのが、どのインフルエンサーが自社のブランドにあっているか?
つまり、そのインフルエンサーが影響力を発揮するフォロワーの属性と自社のブランドや商品がマッチしているのかどうかを判断して依頼しているかどうか。
インフルエンサーの影響力はバカにできないのですが、最近のインフルエンサーの特徴として「細分化されたカテゴリでの強い影響力」を持つインフルエンサーが多くなってきていて今までの雑誌みたいにざっくりわかりやすいセグメントが見えにくい。しかも雑誌は種類も少なく選びやすかったですが、インフルエンサーは幾万も選択肢があってより選ぶのが困難。
こんな状況で、今までと同じように代理店に(これもインフルエンサー同様大小合わせて今めっちゃ数多い)丸投げしても、セグメントがずれたインフルエンサーをキャスティングされて高い広告費を支払っても大した効果もなく終了。
そんなパターンも数多く発生し、よくわからないインフルエンサー起用するのもリスク高くない?という声が上がってくるようになってきています。
インフルエンサー起用はリスク高いけど、これからより一層雑誌などの旧来メディアの影響力は弱くなるし、、、そんな中で今各企業が力を入れようとしているのが
自社インフルエンサー育成です。
自社でインフルエンサー育てれば安上がりだし使いやすい?
自社の社員がインフルエンサー化してくれれば一番効率いい!
みんなに早速インスタしてもらおう!!
こんな感じである日突然トップダウンで指示がきて、リテール販売員のインスタのアカウント開設がスタートする。
何回か外部講師がきて基礎的なレクチャーがあったりしますが、そもそも企業全体のデジタルリテラシーが低くレクチャー後になんのフォローもないままで後は個人任せ。
よくあるパターンですね。
でも、こんな環境でも何人かの元々センスある人たちが1年後にはちょっとしたインフルエンサー的な感じに育ってくれる事も多いので、これはこれで結果でたよねという流れで進んでいくのですが、、、
またここで問題がでてきます
外部インフルエンサーを起用するより安上がりで効率的だと思っていたが、、、
自社で育成した社員インフルエンサーなので、自社のブランドや商品、それに顧客の事はよくわかっているので指示しやすいし、かかるコストは給与だけだし使いやすい。
でもよく考えてみてくださいね。
自分で集客できるほどの影響力持った社員さん。
給与そのままだと「あれ、自分で起業した方が儲かるんじゃ無い?」と思う方が自然です。
対策として取られるのが「副業OK」
これ一番よく見るんですが副業Okにしても、副業で依頼がくる仕事の単価が高く、副業の収入が高くなればいずれ辞めて起業します。
全く対策になっていません。
社内インフルエンサーを育てた後に自社にちゃんと留まってもらう方法を最初から考えて育成しないとコストも時間も無駄に終わってしまいます。
教育の時点から、影響力をどう評価して、どう給与に反映させるのか?
もっと言えば、影響力をつける事で社内キャリアにどう結びつくのか?
これらの新しい評価制度を先に整備してからスタートしないと前述した結果で終わってしまいます。
新しい評価制度を作るには、まず企業自体がちゃんと今のデジタル領域を理解して、どんなトレンドになっているのか?ぐらいは知っておかないと作れません。
今後ますますSNSでの影響力は重要視されてきます。
今からでも、その準備をしはじめるかどうか?でアフターコロナの企業成長は大きく変わってきます。
まずはあなたの企業のデジタルリテラシー底上げしてください。