未経験での転職、沢山併願した方がいいの?

皆さまこんにちは!
アパレルキャリア論担当のマリ(@mari1010t)です。

リモートワークで外出の機会が少ない私は、ランチを買いに外に出てはじめて本格的な夏がやってきたことを遅ればせながら実感している今日この頃です。
今日は最近相談を受けた「未経験で異業界や異職種に転職する場合、併願はできる限り沢山したほうがいいの?」についてお答えしていきます!

異業界にかかわらず併願する場合のメリット

改めて併願とは、転職時に1社だけでなく複数社の選考を同時に受けるということです。
単純に併願することで内定の出る可能性の会社が増えるということは、皆さんも想像しやすいメリットかと思います。
また、複数の企業の選考を受けることで客観的に比較検討することが出来ます。
面接で他社を知ることで、転職ありきで考えていたものの現職の良いところが見えたという場合もあるかと思います。
今の自分にとってのベストはどんな環境なのか?を面接を通して他社を知りながら比較できるということは、メリットと言えるかもしれません。

では併願は沢山したほうがいいの?

沢山、というのが人によって感覚の違いがあるかと思いますが、未経験の異業界や異業種を受ける場合、数打てば当たる的な感覚は危険です。
未経験での転職の場合、経験ある業界・職種以上に事前準備が非常に大切です。
例えばファッション業界での販売職→販売職の転職の場合。
前提として業界についての知識があり、職務内容としても経験があるとなれば、まずは転職先の企業についての理解を深め、同じ販売職でも求められる内容はどう違うのかを調べるというのが基本的な準備です。

これが未経験となるとどうでしょうか?
例えば販売職からのキャリアチェンジでイメージの沸きやすい異業界・営業職を例にしてみましょう。
まずはその業界がどういったビジネスモデルで、業界構造はどうなっているのか。受ける企業は業界ではどういった立ち位置なのか。営業は個人向けか法人向けか?その場合、販売職から活かせる経験はどんな点か?など、最低限の準備を挙げるだけでもこれだけあります。

複数社併願をするということは、それだけ準備も必要となるのです。
転職活動を進めていくことは、時間的にも労力的にもエネルギーが必要になるシーンが多いです。
準備不足のまま一気に応募・面接となると、数を受けても良い結果に繋がることはまずありません。
面接を受ける側にとっては併願の中の1社、であっても、企業にとっては一緒に戦うメンバーを選ぶ大事な場なのです。
未経験でOKという求人の場合、同様に未経験で選考を受けているライバルが確実にいるでしょう。
だからこそ、未経験だけれども最低限業界について調べ、その中でも何故この企業なのか、販売職の経験のここが活かせると思ったので志望しているときっちり言語化できれば、ライバルに差がつけられる可能性も高いです。
事前にしっかり準備をして面接に臨む姿勢は、未経験であっても素直に勉強をして活躍してくれるのではないかと、企業側にもポジティブな印象を与えます。
そのため、今回の回答としては【自信を持って面接に臨める準備ができる範囲で併願する】です!
闇雲に応募して準備不足で面接に臨み、お見送りの連絡を受けて落ち込むというネガティブなループにハマることのないよう、是非参考にされてみてくださいね。
それではまた次回!

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鶴戸茉利
About 鶴戸茉利 28 Articles
宮城県仙台市出身。 新卒で外資系イタリアブランドに入社。販売員として複数店舗で勤務しトップセールスとなる。 その後ファッション業界専門の人材紹介会社で主に外資系ラグジュアリーブランドのヘッドハンターとして転職支援を行う。 現在は株式会社ALL IS NEWの執行役員として、人材部門の責任者を務めている。 その他、文化服装学院の講師業、コミュニティスナック「BANQUET CIRCUS」のママ等、幅広く活動中。