আস্সালামু আলাইকুম! (アッサラーム・アライクム!)
みなさんこんにちは!バングラデシュよりハルカがお届けします!
トプセラ読者の皆さんは、普段どんなブランドで販売をされていますか?
また、どこのブランドで買い物をされますか?
一連の禍の影響で、全体の購入頻度は下がってしまったかも知れません。
しかし、オシャレに対する飽くなき探究心が衰えることはなく、これからも次から次へと買い物をしてしまうでしょう。
業界内においても悲しいニュースが続いていますが、一方で、大半のブランドは生き残りを賭けて、あの手この手で戦い続けています。ブランドイメージを刷新するところもあれば、今まで通りの路線を突き進むところもあり。
不要不急と言われるアパレル業界ではありますが、皆で力を合わせて盛り上がっていきたいところです。
消費者の立場としても、生産者の立場としても。このパンデミックをきっかけに変わらざるを得なかったことは多々あります。ただ、いつまでも必要とされる業界を目ざして、関わる全ての人にとって良い変化の仕方をしていきたいところです。
・改めて、アパレル商品の品質について
以前、「検品」について少し書かせて頂いたことがありますが、この「検品」の目的こそまさに、アパレル商品の品質を担保するためのものです。
例えば、ミシンの縫い目が曲がっていたり、糸が途中で切れていたりするものは、「縫製不良」と呼びます。
また、商品はMサイズなのに、Lサイズの下げ札が付いてしまっているものなど、付けるべき付属品の内容が間違っているものは、「付属不良」と呼ばれたりします。
上記の「縫製不良」や「付属不良」のように、商品単品で見ても間違いと判断できるものについては、問答無用に不良と呼んでしまって良い場合がほとんどです。
比較することで発覚する不良
商品単品で見て間違いと判断できる不良の他に、同一商品を数点並べた時点で初めて不良と判断されるものもあります。
例えば、デニムパンツ。
すその長さが、同一商品の中でもAよりBの方が5cmほど長い場合。これは、どちらが不良となるのでしょうか。
答えは、その商品の基準値と異なる方です。
その商品の基準値が100cmだとして、Aは100cm、Bが105cmだったとします。
その場合は、Aは良品であるのに対し、Bは不良品となります。
商品1点だけを見ていると気付かない不良も、2点以上あり比較対象が存在することで、不良の存在に気付くこともあるんですね。
また仮に、Aが98cm、Bが103cmだったとしたら、AもBも不良品という扱いになります。
基準が存在することで、目の前にある商品が全て不良とされてしまうケースもある、ということが分かります。
「不良」とするか、「味わい」とするか
ここまで読まれた方の中には、基準の存在を初めて知った方もいらっしゃるはず。というのも、たくさんあるブランドさんの中には、基準の存在しないところもあるようです。
一点ものを販売されているブランドさんは、そもそも基準を設定する必要性がなく、商品ごとのブレを「不良」ではなく「味わい」としてセールスされることが多いでしょう。
例えば、草木染めの商品などは、一着ずつ人間の手作業で染められますので、色の「ブレ」が発生して当然です。
そういった商品に対して、基準はそもそも設定されておらず、染められた商品によって異なる色の「ブレ」は、「味わい」として認識され、不良品にされてしまうどころか重宝されます。
販売や買い物中の、視点が変わる
「不良」なのか、はたまた「味わい」なのか。そんな視点で店内を見て回ると、いつもと違った見え方になるかも知れません。
縫製不良や付属不良など、商品として問題があるものは話が別ですが、基本的に全ての商品の「ブレ」は「味わい」として認識して頂いて良いのではないかと思ってるのは、ここだけの話です。
生産現場だけでなく、消費の現場でも使える、品質の基準の話でした。ご参考になれば、幸いです。