こんにちは!水曜日セールス、店舗マネジメント担当Kosuです!
さてさて、今のお店は本当に便利で楽になりましたね。
そのおかげで、今の最少人数で営業シフトしてても何とかなっています。
昔、私が働いていたショップは超アナログ店だったので、
いろいろと不自由がありました。
どれくらいアナログなのかといえばメンバーズカードが紙でスタンプ方式でした。頭のいい人なら簡単に偽造できそうなレベル。
商品がメーカーから直接届くお店だったので、お店で仕入れ処理、マスター登録、値付けもしていました。普通本部がやる仕事やんと思いながらしていましたが
棚卸もハンディーで商品JANをひたすら読み込む。
予算表を鉛筆と消しゴムで管理。
アパレルあるあるですね。
今のお店では比較的、IT、デジタルツールを投入しており昔と比べ作業や仕事もしやすくなりました。
いろんなものがお店に普及しました。
・アプリの会員サービス
・RFIDでの在庫管理
・電子マネー決済
・スタッフスタート
・WEB取り置きサービス
・入店カウンター
どれかは皆さんのお店にももうあるでしょう。
ないお店は相当アナログです。
これらの新しいツールや技術はお店を良くするため、スタッフの負担削減を目的として導入されてきましたが、実際の現場的にはどうなのか?リアルに書いていこうかと思います。
劇的に作業量削減RFIDタグ
RFIDタグはご存じの方も多くなってきました、簡単に言うと、タグにICチップみたいなモノを埋め込んで、そこに情報として商品名、サイズ、カラーなどJANとは別に記憶させています。
最大の特徴としては発信機の役割も果たし、別のスキャナーで電波を飛ばしRFIDタグの情報を読み取れることです。
別のスキャナーを商品棚にかざすだけで、その棚にどの商品がいくつあるのか、瞬時に読み取ってくれる。
これにより、
・従来の棚卸時間は半分以下まで下げられる。
・棚卸に割く人員も1.2名で済む。小規模店舗なら1名で2時間程度で終わるということもあります。
・人によるスキャン漏れも少なく在庫ロスが減る。
という利点が生まれました。
昨今いろいろなツールがありますが、個人的にはRFIDの技術が一番現場に喜ばれている気がします。
昔は全スタッフ出勤、通し勤務が当たり前の風潮があった。
そして、
棚卸の日は売上意識が絶対に下がる。
目視で何千もの商品をJAN確認しながらでのスキャンで「あれ?これスキャンしたっけ?」問題も解消されています。
アプリ会員登録
アプリも今では定着しましたが、昔は「名簿を取れ」と言われていました。紙に個人情報書いてもらうわけですね。
店からお客様へアプローチするための電話番号やアドレス、住所などですね。接客後レジで「よかったらー」なんて言って書いてもらってました。これを多く集めた人が顧客が多いとなります。
私はこの名簿集めは苦手だったので、会員サービスのアプリ化などはお客様にも伝えやすく、
提案の敷居が低く助かりました。
また、登録いただいたデータは購入商品と共に記録されるので、「あの顧客様に何販売してたっけ?」となってもすぐデータで調べられます。メンズで忘れやすいのがサイズなんですねよね。
また、異動になっても情報はどの店舗でも見れるので、顧客を別のお店で引き継ぐということも可能になりました。
反面、アプリのパスワード忘れなどでポイントが使えないので、
レジでの検索作業などが増えている面もあります。
アパレル店舗のレジは基本1台なのですぐに行列発生。結局カードの方が楽じゃないのか?と思うこともあります。
これは、定着するまでの辛抱。
入店カウンターは逃れられない詰めになる
お店に入店カウンターを設置しているところもあるでしょう。入口に設置され、お客様が通ればカウントされていきます。
集客の あるなし をスタッフの感覚にしなくていいし、ごまかせない機械です。
館が発表している、入館数はかなり曖昧で基準や集計方法が伏せられていることが多く、あてにならないというのが正直なところです。
お店でカウンターで数えれば正確でピーク時間なども正確に出ます。
そして、入店数をレジ客数で割ると、コンバージョン率、打率がわかるというものです。
1日に100人、入客し、内レジ客数が5人 なら100人中5人の打率。のようなものです。
集客が多くカウントが多い日には、レジ客数、売上は高くなるでしょう。逆に、
集客が少なくカウントが少ない日には、レジ客数、売上は低くなるのが一般的です。
現場でつらいのが、
集客が多い日に売れていない場合、言い訳ができない状況に置かれます。
集客が多くても売れない日というのは、結構あるし、集客が少なくても売れるという日もある。
だが、売り上げが悪いと、この入店カウンター使って詰められることもあるので、複雑な機械です。
WEBからの店舗取り置きサービスがもたらしたのは電話からの解放
WEBで商品を見て、近くの店舗に実物を見に行くというのが手軽にできます。WEBから店舗在庫を調べて、店舗で取り置きしてもらうサービスですね。
WEBではなく店舗の売上に繋がるし、購入目的で来ていただけるので、これはお店にとって良いサービスです。そしてこのサービスを開始して変わったのは、
問い合わせの電話が格段に少なくなったことです。
大型店で勤務する私は、1日にお客様から電話が来ない日などありません。そのほとんどの電話が商品の問い合わせです。繁忙期は1日中電話が鳴るので、電話番の担当作るくらいです。
接客ができない状況があったのです。
店内にお客様がいても電話を優先しなければいけない。しかも、その場では売れない。
販売員にとっては切実な悩みでした。
この電話問い合わせが減る事で、店頭に繰り出すことができるようになりました。
スタッフスタートの利点は簡単で短時間である事
自社のWEBサイトにスタッフのスタイリングを投稿できるツール「スタッフスタート」。トプセラでは度々出ているので、私が思う利点だけお伝えします。
昔のブログでの商品紹介だと、
毎回、商品名、カラー、サイズ、商品の基本的な説明を書かなければいけなかった。商品のタグ見ながら、入力するのが非常に手間。
これがスタッフスタートだと自社のWEBサイトと連動しているので、商品のスキャンで先の項目は自動で表示、商品ページに商品説明は記載されているので、自分が伝えたいところのみに集中できる。
実際の作業は撮影くらいにまで、業務が圧縮されました。
また、WEB、SNS領域に興味あるスタッフが増えた事です。
IT,デジタルツールは効率化、簡素化、その先には、、、
新しいツールなどで、作業が簡単になり、時間が生まれました。
付随業務もドンドン簡単にできるようになってきています。
楽になってありがたいです。
ですが、そのままというわけにはいきません。
販売員としては、純粋に接客だけに絞られます。
接客時間が伸る。付随業務も簡素化されていっているからです。
店長、サブのマネジメントは最少人数での、効率化した店舗運営が求められます。
昔のように、スタッフ揃えて販売体制がっちり組むなんて言うのは正直ないです。
むしろ、これからはもっと人員が抑制されると考えた方が良い。
効率化した分、人員は抑えられてしまいます。
ITやデジタルはそういった課題を手助けしてくれるものです。しっかり活用して効率化していきましょう。