バングラディッシュ発アパレル生産背景のウラバナシ

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আস্সালামু আলাইকুম! (アッサラーム・アライクム!)

みなさんこんにちは!バングラデシュよりハルカ
(@haruka_bangla)がお届けします!

「サステナブル」や「エシカル」というワードが、頻繁に聴こえるようになりました。
トレンドというよりはむしろ、標準装備に近くなってきている昨今。

では、果たして本当に「サステナブル」なのか?「エシカル」な背景で生産できているのか? という議論は…また別の機会にてみっちり。

今回は、その言葉が頻繁に聴こえるようになって改めて注目され始めた「生産背景」について、ウラバナシ的なストーリーをいくつかご紹介したいと思います。

普段身に付けている洋服がどうやって作られているか、どんなドラマがあって今目の前に洋服があるのか、そんな所に思いを馳せて頂けると嬉しいです。

 

全ての洋服に品質基準がある

いま皆さんが身につけている洋服にも、部屋の壁に掛かっているスタメンも、クローゼットの奥底にいる子たちも。インナーからアウターまで、全ての洋服には品質基準があります。

例えば、「ミシンの縫い目は、○センチの間に何針にしましょう」や「柄の斜行は、直角90度を基準として7度までokにしましょう」など。全て細かく決められています。

基準を満たしているものはA品、それ以外はB品。B品は基本的に市場に出回りません。

どんな品質基準があるか、詳しくは以前のこの記事で書いていますので、ご興味ある方は是非ご一読ください。

アパレル商品、品質の基準について

そして、A品かB品を決めるのは、人です。機械にできる仕事ではありません。1枚ずつ、人の目で、確認していきます。

ここでウラバナシです。人の目で行うということは、やはり見る人によって判断基準がずれてきてしまったりするんです。
同じ洋服、同じ基準の元で判断する場合でも、Cさんの目とDさんの目では結果が異なる場合があります。

この時どうするかというと、CさんとDさんを管理する人、Eさんの目によって判断されます。
一般的な販売職や事務職でも上司と部下の関係性があるのと同じで、品質管理の中でもある程度のランクがあります。ランクの高い人間の目でA品と判断されたものが市場に出回る、ということになるのです。

そんな裏事情がありますので、市場に出回っている洋服は、基本的に品質は担保されているという点、ご安心ください。

 

実は、全ての洋服が世界に一つ

ハイブランドも、セレクトショップに並ぶ洋服も、そしてファストファッションも。実は、全て世界に一つです。

ハイブランドは分かりますが、ファストファッションも? と思われる方も多いと思うので、ここで早速ウラバナシ。

よく驚かれる話ではありますが、基本的に全ての洋服は人の手によって完成します。全く同じ素材から、同じパターン、同じ製造工程で作られるとしても、人の手が加わることで若干の誤差が生じることとなり、ある意味で世界に一つのものになるのです。

昨今は機械でつくられるものもありますが、細部に目をむけると、1から100まで全て同じということは有りえません。

そんな理由から、全ての洋服は世界に一つであるということ、そして当たり前ですがどんなものもぞんざいな扱いを受けるべきではないということも、合わせて強調させて頂きます。

洋服への拘りは尽きない

洋服は、たくさんのパーツから作られています。ベーシックTシャツ1枚とっても、使用する生地や糸の選択に始まり、遡れば生産国や取引工場の選定も行われます。

洋服以外の部分でも、プライスタグのデザインや、梱包する時の袋の素材まで、拘りは尽きません。

ここでウラバナシ。全く同じ見た目のTシャツでも、値段が全く異なる場合があります。
安い洋服は何故その値段が実現するのかというと、実はこの「付属」と呼ばれる「タグや袋」の質を極限まで下げている場合があるのです。

もちろん、洋服のパターンや生地への拘りを下げることで、工賃を下げたりすることは可能です。
その一方で、洋服本体の質はそのまま、その周辺の「付属」への拘りを妥協することで、若干の値段の振り幅が増えるという点、ウラバナシとしてお見知り置き頂けると、お店に並んでいる洋服の見方が少し変わってくるかと思います。

違うポジションの視点を持つ

いま私は主に生産の立場でこの業界に携わっていますが、常に考えているのは目の前で生産されている洋服をどんな人に着て頂くかということです。逆に、かつては販売の立場にいましたが、当時は目の前の洋服はどんな人が作ったのかということを考えていました。

関わる人の数、業種が多い、アパレル業界。各ポジションで、色んなストーリーがあり、様々なウラバナシがあります。

目の前の洋服、今までの生産背景においてどんなストーリーがあったのか。そして今後、どんな人生、否、服生を辿るのか。そういった違うポジションの視点を持ってみても、面白いかも知れません。

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飯塚はる香
About 飯塚はる香 21 Articles
“ファッションを通して世界をよりステキに”が、モットー。2013年〜日本で就職。某アパレルブランドのマネージャーとして神戸や吉祥寺などで勤務。2016年〜カンボジアへ移住。アパレル大量消費国の店頭から大量生産国の工場へと拠点を移す。2019年〜バングラデシュ在住。アパレル生産国で品質管理の仕事をしている。「国際協力×アパレル」の道で、生きていく。

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