あけましておめでとうございます!アパレルキャリア論の吉田です。
いよいよ2021年がスタートしました。
昨年初めて経験したコロナ禍でのワークスタイル・ライフスタイルの変化。今年はその変化の中で何を学んだのか真価が問われる1年です。
人間は進化することで長い歴史を刻んできたという実績があります。恐竜が滅び人類が生き残れたのは体の強さではなく環境変化への順応性。過去から学び、今に、未来に、どう活かしていくか。思考を止めずに前に進んでいきたいものです。
今回は「環境」にフォーカスした転職先(就職先)の選び方をお伝えしたいと思います。
皆さんは転職するとしたらどんな会社を選びますか?
・年収の良いところ
・残業が少ないところ
・本社に行けるところ
・大きい会社
よく挙げられる希望軸はこんなところでしょうか。
では、例えば恋人を選ぶとしたらどんな相手を選びますか?
少し話が脱線しますが、小学生の頃って足が速いとかよく発言をするとか、そういう人がモテませんでした?中学校ぐらいになると頭の良い人とか美男美女とかすこーしずつ要件が変化していって、社会人ともなると外見よりも内面を重視する人が増えていきますよね。ある時ふとそれって何で何だろうなって考えたんです。
自分の出した結論は「人を見る目が成熟した」ってことなのかなと。
改めて話を戻します。
人との出会いの歴史を考えると、企業との出会いは圧倒的に浅いですよね。特に新卒の時は初めて接点を持つ企業の中から入社する会社を選択しなければいけない。これって「見る目」が成熟していない中で恋人探しをしているようなものなんです。
ここを意識している人は非常に少ない。
今大事にしている希望条件や会社の選び方をもう少し疑ってみることも時には大事です。外見だけで会社選びをしていないですか?本当にそこが揃えば幸せに楽しく働けるんでしょうか?
もちろん価値観は人それぞれ。何が正しいではなく何が自分にフィットするかの話ですが、会社を選ぶ際にもっと内面も重視してみることをお勧めします。
では内面を重視するって具体的にどういうことか。
イメージしてもらいたいのは企業を人として捉え直してみることです。
「法人」と言われるとおり企業も「人」であるという考え方です。あなたが今所属している会社を擬人化して考えた時にどんな性格の人でしょうか?まずはそこを言語化してみてください。
そうすると、自分にとって合う合わないの判断がもう少しだけ見えてきませんか?
これと同じように就職先の企業も「人格」を意識して接してみて下さい。例えどんなに条件が良くても人格が合わない企業では長く続けることは難しいでしょう。実際に転職相談に乗っていてもほとんどがこの「性格の不一致」による転職が多いものです。
会社のホームページや求人情報だけではなく、そこで働く人たちや面接官、その会社が実際にやってきたこと…などなどその会社を人として見ようとすれば得られる情報はもっとたくさんあるはずです。
見る目を変えることでこうした内面の情報もしっかりと集められるようになり、より自分に合う企業との出会いも増えてきます。
新年と共に「新しい目」を持つことでより自分らしいキャリアを追求していって欲しいなと思います。
それではまた次回!