আস্সালামু আলাইকুম! (アッサラーム・アライクム!)
バングラデシュから一時帰国中なのですが、残り少ない滞在の日々を、1日1日…と噛み締めておりますハルカです。
2021年。年が明けて月が変わっても、相変わらず不穏な空気感ではありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
そして。最近、皆さんはどんな買い物をしましたか?
買い物は投票であるこの時代に
「買い物は投票」と言われることが多々ありますが、皆さんはどのように買う物を選びますか? 物が目の前にあるということは、誰かしら作る人がいて、運ぶ人がいて、そして皆さんの元に届きます。目の前の商品がどうやってそこまで辿り着いたのか、全く考えないという人はもう、少なくなってきたのではないかなと個人的には思っています。
トプセラ読者の方は、息を吸うように服を買う方が多いと思うので笑、ご自身の買い物スタイルが確立されている方が多いでしょう。もし、あまり考えることがないという方がいらしたら、ぜひ考えるようにしてみて下さい。きっと見える世界が変わります。
この時代にする買い物は特に、生産者さん達を始め、関わる全ての方のオモイが乗っていると思います。そして、その全てを受け取るのは、私たち消費者です。彼らのオモイを取りこぼすことなく、しっかりと受け取る準備をしましょう。
普段は生産国にいる私が見た日本とは
日本。本当に、素敵な国だなと思いました。
販売員さんに限って言うと、きっと、いや絶対に、世界一だと思います。こんなにも商品ひとつひとつを丁寧に扱い、店舗のクレンリネスに気を遣い(特にこの世の中は気を遣わねばならない事が多いかと)、お客様の立場に立ち寄り添える人達は、世界のどこを探してもいません。
例のウイルスの足音が日本国内でも聴こえ始めた頃から、沢山の嫌な思いや怖いことと向き合い、辛い日々を送って来られたかと思います。まだ先行きの見えない暗闇を当てもなく、でも進み続けなければいけない、そんな状況が続いているかも知れません。
でも。それは、一人だけではありません。繊維アパレル業界に関わる全ての人が、同じ思いを共有しています。そして、普段は生産側にいる私が販売の現場を見て、「こんなに大切に扱ってくれるなら…!」と、モチベーションが上がったことは確かです。
僭越ながら生産側を代表して笑、販売員の皆さんに気持ちを伝えさせて頂きます。本当にお疲れ様です。そして。いつも、ありがとうございます。
ひとつエピソードをば
先日、あるお店で買い物をしました。トルソーが着ていたスカート、ビビッときたので即入店、即試着、そして購入。
お店を出る時のこと。販売員さんのヒトコトに、涙が出そうになりました。
「とてもお似合いなので、たくさん着てあげて下さいね!」
まるで我が子を送り出すかのような愛情、きっとこの販売員さんにとっても何か思い出の詰まった服なのかなと思い、より大切に着ようと思いました。
視野を広げる
買い物をする時。目の前の商品がどうやってここまで来たか、今までどんな人たちが関わってきたのか、そのことに思いを馳せて頂きたいなと思います。買い物は投票であるこの時代に、何を買うか。色んな観点から、視野を広げ、じっくりと考えてみてください。