皆さんこんにちは!
毎月7日、アパレルキャリア論担当のマリ(@mari1010t)です。
春の陽気が感じられる今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?
私は昨年デビューした花粉症に悩ませられている日々です。
花粉症の先輩方、オススメの対処法があれば是非教えてください。
皆さんは、ヘッドハンターと接点を持ったことはありますか?
最近「ヘッドハンターから案件を紹介されたので受けようか悩んでいます」との相談が続きました。
今回はこのトピックについて、正しく理解してもらえることを目的とした記事です。
ヘッドハンティングとは?
Aさんがヘッドハンターから声を掛けられたらしい、Bさんがヘッドハンティングされてあのブランドに転職したらしい、などなど、噂レベルではなんとなくそのワードを耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ヘッドハンティングとは、大きく分けて2つの種類があります。
①企業からバイネーム(名指し)で依頼を受ける
②ヘッドハンターがターゲットとなる候補者を選出し、そのリストを元に企業から依頼を受ける
基本的にはこれらがヘッドハンティングと呼ばれており、企業から依頼を受けたヘッドハンターが候補者に声を掛けます。
誰彼構わずに声を掛けるというものではありません。
その方の現職や前職での評判、実績などをふまえ是非入社いただきたいと思う方に絞り、ピンポイントで声が掛かるのがヘッドハンティングです。
一方、冒頭で「ヘッドハンターから案件を紹介された」との相談を受けたと書きましたが、よくよく聞くとそれはヘッドハンティングではありませんでした。
いわゆる彼女が登録している転職サイトで、人材紹介会社から案件の紹介が来たというものです。
転職サイトに登録していると、直接人事から声が掛かったり、彼女のように人材紹介会社から連絡が入ることがあるかと思いますが、これらはヘッドハンティングではないのです。
転職サイトの場合、ある程度の情報しか開示されていないため、ヘッドハンティングと異なり少しでも募集に合致する可能性のある方まで含め、幅広く声を掛けているということもあります。
面接フローの違い
ヘッドハンティングの場合、企業と候補者の最初の接点は面接ではないケースも。
まずは少しでも自社に興味を持ってもらいたいと、候補者の都合の良い場所でカジュアルに自社説明の場を設けお顔合わせをするなどもあります。
また、企業もヘッドハンティングの時点でその方の良い評判や高い実績を知っているので、通常転職時に必要な履歴書や職務経歴書も、お顔合わせの時点では不要とされている場合も。
一方でヘッドハンティングではない場合、書類が通過して初めて、面接という場で企業と接点を持つことになります。
冒頭で紹介した彼女は、実際にはヘッドハンティングではなかったものの、ヘッドハンティングされたから年収も上がるだろう、入社時期も優遇してもらえるだろうなどと考えていました。
実際に他の相談者の中にも、同様の考えでせっかく声が掛かったのだから面接で話だけは聞いてみよう、という方もいましたが、転職サイトでコンタクトのあった人材紹介会社経由で面接に進む場合、それは正式な応募なのです。
ファッション業界のコングロマリットでは、一度応募すると数年程度は再応募できないなどのルールが定められている場合も。
ヘッドハンティングだからと思い込み、軽い気持ちで受けた面接で残念な結果になり、そこから数年応募すら出来ずに後悔した、という話も聞いたことがあります。
ヘッドハンティングとの違いを正しく理解し、このような後悔をする人が一人でも減ることを祈ります。
そして、ヘッドハンティングではない場合、トプセラ内では何度もお伝えしていますが、しっかり面接準備をすることが大事です。
面接準備については過去のこちらの記事をご覧ください。
それではまた次回!
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