SNSで「出会いに感謝!」とか言うてるアホ販売員はいつまでたっても現状から抜け出せない簡単な理由。

こんにちは、ヨツモトです。

僕にキャリアの相談をしてくる販売員さんからちょくちょくでてくる話なんですが

「将来パーソナルスタイリストを考えているんですが、、、どう思いますか?」

最近多くなってきている仕事ですよね。

パーソナルスタイリストって仕事も細かくみると色々分かれてるところもあるんですが、
簡単に説明しますと「お客さん専属のスタイリスト」って事です。

お店に行けばそこの販売員さんがスタイリングしてくれますが、基本的には「その店にある商品」でって事になります。
一方パーソナルスタイリストになると同じスタイリングでも「店やブランド」にとらわれずにお客さんの要望や個性に合わせてチョイスしてスタイリングしてくれます。

よくあるパターンでは、お客さんからの事前ヒアリング→ヒアリングに基づいて下見→一緒にショッピング(買い物同行)。

販売員との大きな違いは「物を売る仕事ではない」が一番大きな要素ですが、販売員でもパーソナルスタイリストでもお客さんから求められる「能力」は大きくは変わらない。

販売員さんも「これならできそう」って言う理由で「将来の選択肢の1つ」に最近選ぶ人が多くなってきたんだと思います。

 

で、冒頭の質問の答えなんですが

「出来るに決まってんだからサッサとやれよ。」です。

 

今できている事ばかりして痛みを伴う「新しく必要な事」に目を向けない

アパレル販売員でメンズあろうがレディスであろうがモードであろうがカジュアルであろうが、それなりにこの業界で経験を積んできた販売員であるなら、ある程度のお客さんになら対応できるでしょう。

むしろ、逆に自分が得意なカテゴリーのお客さんの依頼だけを受ければいいだけ話です。

仕事の内容だけで言うと「出来ない理由がない」の1点です。

ですが、多くの人は冒頭の質問をしてきます。

この質問の意味は「パーソナルスタイリストにどうやったらなれますか?」ではなく

今のうだつも上がらず将来のキャリアも望めない自分の販売員人生から抜け出す手段として、これなら今よりもお金も入ってきて私にも出来そうですかね?

なんですよ。ほんまのところ。

ちょうど昨日、僕の仕事のパートナーでもあり優秀なアドバイザーでもあるコンサルタントの服部氏ブログにも書かれてますが、まさにこの記事の通りなんですよね。

 

マーケティングとはクソの役にも立たないプロ意識や知識欲を捨て去ることである

タイトルでマーケティング関連の記事かと思うかもしれませんが、内容はアパレル販売員が今回の題材になっています。
参考に読んで見てください。

この記事の中でも書いてますが、販売員が一般の人にパーソナルスタリストのサービスをする事自体は非常に敷居が低い事だと僕でも思います。

まあ、誤解を恐れずに言えば

ある程度の期間マジでアパレル販売員やってるなら、誰だってすぐにパーソナルスタイリストの仕事出来ますよ。

でもね、問題はそこじゃないんですよ。

どこかわかりますか?

この記事の1文を抜粋しますが

 

あなたが今すぐ自分のビジネスをスタートできないのは、自分の専門知識やスキルに自信が無いからではないでしょう?

何度も言いますが、ビジネスをしようと思っている時点で、多少なりとも自分の経験はスキル、あるいは人間力に自信があるはずですから。
自信が無かったり不安なのは、

「お客さんが集まらなかったらどうしよう」

ということでしょう。

そういった不安や自信の欠如を、「私にはまだ専門知識やスキルが足りないのだ」にすり替えて、さらなる勉強や資格で埋めようとしているだけでしょう?

お客さんが集まらないのは、よほど商品やサービスがショボくなければ、マーケティングを学ぶことや実践することに投資していないからです。

 

多くの人が今から抜け出せない「今、自分でできる範囲でしかしようとしない」からですよ。

 

「あなたが思い描いた未来の為」にあなたは今何をやっていますか?

ファッションの知識やコーディネートのスキルを上げていくことは「今できていることの延長線上」でしかありません。

今の現状から変化したいって思っているなら、必要なのは「今持っていないもの」なんです。

今回の話の中だと「ファッションの知識」ではなく、「独立して自立していく力=稼ぐ力」です。
服部氏の記事の中では「集客」と書かれていましたが同じ話ですね。

でも、この記事の中に書かれている相談者もそうですし、僕に相談に来る販売員さん達もそう。

その為に、自分の時間やお金を投資して「新しい知識やスキル」を手にい入れる為に行動しているか?と言われると
ほとんど何もしていない状態なんです。

こう言う人は大体が相談しにきた後も行動に移すまでに時間がかかるか、もしくはそれでも行動に移さない事も多い。
過去にも「じゃあ、このチャンスを使ってやってみる?」ってこちらから素材を投げても、結局よくわからない「言い訳」ばかりを並べて現状から動こうとしない。

で、本当に動くときは結局「もう後がない状況」になってやっと「なけなしの金と時間」をよく考えもしないで出した答えに投資してしまうんですよ。

そんな「今まで準備してきたわけでない突発的な行動」の結果がうまくいくはずもなく、訪れる結果は今まで通り。
なんとなく「やる気」にはなるぐらいで終わり、結局行動がともわない。

そんな奴に限ってわざわざSNSの投稿に「出会いに感謝」「気づきを与えてくてありがとう」なんて自己満全開の投稿を
ご丁寧に長文で投稿してたりするんですよね。

そんな事やってる暇あんならよ「とりあえずサッサとやれよ」ってなるわけです。

「自己啓発本」読んで気分だけは満足している状態にしか見えんのですわ。

 

あなたの未来を作る唯一の方法はあなたが行動をするしかない。

このTopSeller.Styleでは「販売員の新しい未来を作る」方法を提示していくのがコンセプトの1つにあります。

ただいくら方法を伝えても実際に「行動し変化する」のは、あなたです。
あなたが行動しなければ、あなたの環境が変化することはなく、未来も今の延長線上でしかありません。

今できていることは、他者からみても十分に評価してもらえるぐらい出来ている事です。
まずは今の自分を適正に評価し、未来の目的に向かって何が出来ていて、何が足りていないのか?を知る必要があります。

あなたが今しないといけない事は「足りていない事」への投資なんですよ。

言い訳ばかりで何年時間を無駄にすればわかるの??
「感謝」とか本当に思ってるならSNSにくだらない投稿する時間を他に使えよ。

とりあえず「サッサとやれよ」

これが「あなたが思い描いた未来の形」を作るのに一番必要で、一番最短な方法ですから。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。