米ティファニーが4万円ストロー
身の回り品に最高の質とデザインを―。米宝飾品大手ティファニーが年末商戦に向け、350ドル(約3万9千円)のストローや450ドルの定規といった「日用品」を発売した。昨年末は売り上げの不振も目立ったことから、老舗ブランドの“リベンジ”に注目が集まる。
ティファニーは以前450ドル(1ドル112円としたら約50000円)の定規を発売していたようですが、今回は350ドル(約39000円)のストローを発売するとの事。ティファニーのストローが何と4万円!、、、ていう内容は今回実はどうでもよくて、ストローの先にあるブルーのカラーに注目。
このカラーは「ディファニーブルー」と言いまして、
1853年、チャールズ・ルイス・ティファニーは会社の全権を握り、社名を今の、【Tiffany & Co.】に改称しました。 ティファニーブルーと呼ばれるカンパニーカラーもこの時初めて使用しました。 そしてティファニーの製品を購入した人だけが手にできる特別な包装箱をつくりたいと考え、ティファニー ブルー ボックスを考案しました。 このスカイブルーのカンパニーカラーは、春の訪れを告げる小鳥「こまどり」の卵からきています。
まあ超絶簡単に言うとブランドの顔となるカラーなのです。このブルーを見れば恐らく多くの方が「ティファニー」というブランドを想起するのではないでしょうか。それは実はブランドとしての知名度と力を現す資産のようなものなのです。
その他のラグジュアリーブランドに目を向けてもアイコンは大体存在します。皆さんが目にした事があるものを例えばシャネルでピックアップしてみると、
◯シャネル
・シャネルスーツ
・キルティングバッグ
・カメリア
・バイカラーシューズ
などなど。
とりあえず弊社の社員からヒアリングして大体みんな知っていたのが上記。
そのブランドの名前を聞いて連想するアイテム、それがアイコンなんです。これがあるとブランドビジネスは飛躍的にやりやすくなります。これは何もアイテムにフォーカスしたものでなくとも、ルイヴィトンの「モノグラム」のように柄であったり、ティファニーのように色であったり様々。ブランドを構築していく上で、アイコンを何に設定するかの計画は必須ではありますが。そしてここを徹底的にプッシュする事でブランドを顧客の記憶に刻んでいくような感覚でしょう。
ブランド価値を高めるって、皆さん結構ふわっと考えがちですが、実は明確な指標を作る事が可能なのです。自社のブランドのアイコンは何なのか?自分たちの作りたいブランドのアイコンは何にすべきか?を改めて考え直してみるのもいいかもしれません。