あけましておめでとうございます。
本年もトプセラをどうぞよろしくお願いいたします。
一同を代表して新年のご挨拶とさせて頂きます。
はい、ヨツモトです。
今更感もありますが、新年1発目の記事ですのでご挨拶からです。笑
新年明けてからも伊勢丹がダメだーなどのニュースが飛びかい、
相変わらず明るいニュースが少ないこのファッション業界。
自分的には今のファッション業界、というかファッション産業はただの過渡期であり
別に不況でもなんでもないと思っているんですがね。
確かに、この業界を長く牛耳っていたメインプレイヤーさん達にとっては
今の「変化」は受け入れたく無いんでしょう。
だって、「変化」するにはそれなりにストレスが発生するものです。
今までのままで、今まで通りにオイシイ商売できるならそれに越した事はありません。
これ、別に企業単位だけでなく、その中にいる人達にも言えるんですよ。
例えばweb関連ツールがこれだけ発達してきてるけど、その新しい「ツール」を組み込むには
今までやってきた事をやめないといけなかったり、勉強しないといけない。
もしかしたら、ツールをうまく使える人材がきてしまったら自分のポジションがなくなってしまう。
自分の「おいしい」ポジションを自分が引退するまで手放したくなくて、あえて変化させない。
いくら売上が縮小し企業が衰退しようが「自分がいる間」が大丈夫であれば問題ない。
「今までのメインプレイヤー」がそんな調子でやって売上下げてるので、目立つんです。
閉塞感であったり、悲観論であったり。
明るい話も結構あるんですがね。笑
こんなんとか面白いし、ちゃんと組むとこと組めば上手くいきそう。
今はまだ知る人ぞ知るプレイヤーかも知れませんが。
まあ、でも。
今までのメインプレイヤーさん達にもまだまだ頑張ってもらわないと、この業界盛り上がりません。
って、事でたまにはこの愛すべきファッション業界(産業)にひとつ提言してみたい。
ジリ貧と言われるファッション業界のメインプレイヤーが復活したいなら、
服を売るのをやめてみろ。
先日僕個人のブログでアップした記事があって、それが
「物販のプロである販売員」と「アパレル業界未経験」のパーソナルスタイリストについての記事なんですね。
簡単に内容伝えると
物販のプロであるアパレル販売員出身のパーソナルスタイリストは「物」を売る為のウォンツを作り出し、
一方アパレル業界未経験=素人のパーソナルスタイリストは「お洒落になる」を売る為のウォンツを作り出している。
意味わかりますか?
書くと長くなるので、ちょっと読んでみてください。
これね、よく考えると今のジリ貧アパレル産業自体と同じなんですよ。
今まで「物」を作って「物」を売る。
基本的にはこの流れをずっとやってきているわけです。
全ては「物」を売るためにです。
この「物」を買ってもらえれば「お洒落」になります。
だから、この「物」を買ってください。
ずっと、これをやってきたんですよね。
でも、今の時代のお客さんが求めているのは違うんです。
「お洒落に」なると、あなたの人生や未来が**になります。
それを叶えるために一番いいのが、この「物」なんで買ってください。
なんですよね。
わかりますよね?この違い。
「物」自体は既に必要分はみんな持ってるんです。
だから「物」自体への期待は随分と希薄になっています。
今のアパレル産業がもう一度復活したいなら
一回、物売るの全部やめて無形のサービスだけを販売するべきなんです。
無形のサービスを売れるようになるには、当たり前の話ですが「物」には頼れないんです。
物は見えますからね。
だからある意味、その「見えるところ」の価値を売る事で終わってしまうんですね。
一方、無形のサービスはみえません。
まずはその見えない価値を可視化するところから始めないといけないんですよね。
自分たちがお客さんのどんな問題を解決するサービスを作ればいいか?どんなコンテンツが必要なのか?
その「見えない価値」をお客さんに知ってもらうにはどうすればいいか?
これを解決するには「お客さんは何を困っていて、それを解決してどうなりたいんだろう」という
スタートから入らなければ無理なんですよ。
でも、これができるようになり、その解決策として「物」が必要だとちゃんと伝えれば
お客さんは喜んで買ってくれるはずです。
だから、一回「服」売るのやめて「無形のサービス」を売れ
一度「物」の力に頼る事なく「売れる仕組み」を自分たちでちゃんと作り上げないと
この業界はどんどん「お客さん」に置いて行かれます。
お客さんが欲しいのは「物」なんかじゃない。
このぐらい極端に考えるぐらいで丁度いい。
そのぐらいのつもりで思考変えないと、いつまでもジリ貧のままだ。
最後にこれも、ついでに読んでみてください。
今のファッション業界に足りてないの、ここに書いてますんで。
さて、今年のファッション業界はどんな変化を受け入れるんでしょうかね。
もしかしたら、あなたが変わるのが1つのキッカケになるかもよ。
小さい流れでも、その流れが合流すれば大きなうねりとなるからね。