見た目で”得する新人 A”と見た目で”損する新人 B”の育成方法

こんにちは、遊びも売上も常にトップセラーの金田です。

先月から当方の売場には他社ではあるのですが、2人のフレッシュな新人販売員さんがいます。

年齢も20代前半と若く、入店したタイミングに多少のズレはあるものの、2人にとっては”同期”みたいなもの。その辺りが関係しているのか”互いの意識”が強く、競う感じが日常の行動へ互いに現れており、他社にも関わらず外野から日々、そんな2人を見て当方は楽しませて頂いてるわけであります。

何と言ってもこの2人、わかり易いぐらい全くタイプが違うんですよね。(ちなみに2人は同社ではなく、他社であります。)

どうタイプが違うのか?2人にはちょっと取材的な事を日々行なってきたので、自身から見た勝手な2人の人物像を簡単に紹介します。

新人Aさん

年齢からすれば落ち着いた感じ。体育会系育ちであるのか姿勢も良く言葉遣いも丁寧。上司からの指導やアドバイスは必ずメモをとる。空いた時間を有効に使い実践や勉強する。将来的な夢を持ち、今後の自分をイメージできている。

そして次に、

新人Bさん

適正な年齢な感じ。落ち着きはあるが、自信なさげで頼りない感じ。上司からの指導やアドバイスにメモをとらない。空いた時間を有効に使わず知識程度の勉強しかしない。将来的な夢はなく”何となく”やってる感じ。

という風に「よく”育成本”にある例題やん!」とツッコミたくなるぐらいの2人なわけであります。しかし、どうでしょう?皆さんの店舗にもどちらか前述のような”新人販売員さん”がおられるのではないでしょうか?

さて、本題へいく前に皆さんはどちらが将来的に有望な”販売員”になると思いますか?

 

最初は本人のポテンシャルは大事だが、後は私達の育て方次第である

というあたり前の事です。まぁね、”即戦力”って所を考えれば”Aさん”の方がいいですよね。

ただ、”Aさん”みたいなタイプな場合は結構デリケートな子が多く、何か思わぬ事がきっかけで自信喪失に陥ったりすると再度持ち上げるのが中々難しかったりします。そのまま復活せずに案外、退職するのもこういうタイプの方が多いのかと。

なので、”Aさん”タイプの様な「即戦力タイプ」は上司の立場からすれば”期待値が高い”が為に最初の頃は特に甘やかしてしまう傾向にあるんですね。その流れが本人にとって「自分はできる!」と強く思い込み、”自信”とはまだ言い難い程の勘違いを与えてしまい、ただただ”過信”である事に本人は気付かず、壁にぶち当たった時やつまづいた時に本人自ら解決できず、先述でお伝えした非常に脆く”自信喪失”となります。だから、Aタイプは成長スピードが早いので、特に最初の頃に”難しさ”や”厳しさ”を経験してもらい”自立心”を養う指導や育成環境を提供する事をオススメします。

さて、次にBさんタイプ。”即戦力”とは難しいですが、Aさんとは反対に時間は要しますが、何かのきっかけで本人にも店舗にも良い方向に変わりやすいのがこのタイプ。ダメなら「育成有無」と言う前に即刻辞めてしまうタイプですので、現在も在籍しているのであれば前向き捉え”覚醒”しそうなきっかけや環境を提供する事が良いかと。

最初の印象が悪いからって裏方ばかりさせているのはダメですよ。”宝の持ち腐れ”の可能性もありますから。要するに「変化や覚醒しやすいタイプ」ですから自身なら表舞台(店頭)に立たせひたすら接客させるでしょう。

というように今回はあくまで自身の環境いる2人を例題に述べましたが、皆さんの店舗には前述のような2人とはまた異なる”新人”や”部下”の方がいらっしゃると思います。

まずは、相手(部下)を知ること。観察だけでなく、洞察することもより大事になってきます。あとは、自分の店舗において

どういう存在になってほしいのか?

という部下に対する上司として思い描く”ビジョン”を具体化すること、明確化することが大切であります。

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!