商品・ブランド作りで重要な”一貫性”

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前回は、「とりあえず商品作ればなんとかなる」はあぶないのでは?という話を書きましたが、今回もその流れの続きをば。

わたしはブランディングを大学で学んだり(専門卒)

ブランディングコンサル出身というわけでもなく(企業デザイナー)

新商品の開発、立ち上げを通して、実践的に学んできたことがほとんどで、そういう中でブランディングとはこういうものだ!を定義しきるのは難しいと思っています。

これはファッションに限らずですが、昨今の消費スピード・流行の流れは早く、そこにフレキシブルに対応していくのが唯一もっとも必要な、ブレない指針なのではとも考えています。

ただ、それと相反するようですが、ブランディング関連のいろんな本にも書いてある要素の中で、わたしが一番大事なのではないかなというのは”一貫性”や”話の筋を通す”ことです。

 

辻褄が合わない人に、不安になる経験

誰しもがあると思うんですが、

「あれ?この人、言っていることとその内容が噛み合ってないな・・・」とか、

「名乗っている自称と言っていることになんか違和感があるなあ・・・」とか。

そういう経験ありませんか?

もちろん、人間ってそういう矛盾を誰もが抱えていて、それがあるからマーケティングって面白いんですが、ってそれを話し始めると9000字は越えそうなのでその話は一旦置いておいて・・・

この違和感を感じるのが、「(自分にとって)もっとも大事なポイント」だったらどう思いますか?

webのコンサルと言って会った人が「え、今その情報は遅くない・・・?」ってことがあったり

「マーケターっていうけど全然こっちの意図を汲み取ってくれないな・・・」とか。

これって違和感感じませんか?

これは商品にも言えること。

一貫したイメージを想起させ、ポジティブな意外性以外で違和感を感じさせないようにすること。

顧客の友人として信じてもらえるブランドになること。

 

顧客体験が重要な指標の時代だからこそ

「安くていいもの」が世の中にたくさんある以上、多様性のある「いいもの」を多角的に切り込んで、新たな顧客体験を生むことが大切な時代になりました。

さらに言うなら、海外との敷居も低くなっている今、海外の最新の物を2、3歩遅れて日本に持ち込んでも新鮮に見えにくいというもの事実です。

こういう技術を持っているからこういうものを作ろう。という発想はまったく顧客体験を無視してしまっています。

今までは商品ができてからなんとなくそこに意味を持たせて、なんとなく結ばれていてもよかったかもしれません。

でも、(とてもいい時代になったなあと思うのですが)きっちり消費者側のインサイトを汲み取り、強い結びつきを持って私たちに届けてくれているブランドや企業が増えました。

そうなると相対的に、弱く見えてしまうのは幾分仕方がありません。

以前に比べて、物を作る前に行うべき見えない工数が増えていると考えています。

 

文頭と文末の整合性

これはプレゼンでもよく使うんですが「〜だから〜を作りました」とか「〜ができる〜です」くらいわかりやすく一言で説明できるような企画の軸を作るのが、矛盾を生じさせないために有効です。

プレスリリースに書いてもいいくらい分かりやすくまとまった一文。

国語力が乏しいのにめちゃくちゃ長く複雑なテーマを作ると、文の中で整合性が全然取れなくなります。

整合性が取れなくなると、単純に信用を失うし、耳障りのいい言葉に集まってしまうユーザーがメインになるというリスクも。長くブランドやサービスをやりたいなら、つながるユーザーを選ぶ、育成するのも大切です。

その一文が決まったらそれを軸に、カスタマージャーニーの整備を

文頭を顧客のインサイトとするなら、その商品がお客様に届き、さらにはアフターサービスという文末まで、その一文を軸に行います。

一貫してその軸に忠実に。

ただ、その軸に忠実にあること以外は変えていいというのも大事なポイントかもしれません。

 

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中溝 雪未
About 中溝 雪未 71 Articles
1990年生まれ。コレクションブランドの企画室でインターンからデザイナーアシスタントとして勤務。その後アパレルブランドで布帛・ニットをはじめとするデザイナーの経験を積み独立。現在フリーランスとして企画・デザイン・パターンを担当。 プロダクトアウトなものづくりからマーケットインまで、偏らないバランス感覚を武器に、コンセプトメイクからお客様に届くまでをディレクションするプランナーとして業界を問わず活動中。

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