VMDで大切にしたい5つのPOINT

先週、先々週と2週に渡ってちょっとマニアックになり過ぎました テヘッ。

こんにちは、kazです。

と、言う事で今週はあまりマニアックにならずにサラッと読んでもらえる内容にしたいと思い、僕なりの「VMDする時に気をつけたい5つのポイント」を書いていこうと思います。

 

それでは、スタート!

 

いつ、どこに、何を

まずはVMDの中でも特に大切なMDをレイアウトに反映させる事です?

そもそも店舗に投入される商品は基本的にMDサイクルによって季節感やトレンドを外さないように考えられていますが、それは例年に習った気温感などが基になっているために、年によっては外れてしまう事もあります。去年の暖冬のように…。そんな時に今、ある商品で最適な見え方にするのがVMDの役割。

暖冬でコートが売れないならひと月前の商品でも軽い羽織の方が動きが良ければそちらの商品に軸を移すなどの調整が必要となります。

コートを売る努力や工夫はもちろん必要ですが、気温などの理由によりニーズの少ないものを前面に打ち出して推し進めるのは店舗、お客様両方にとっても良い事とは言えません。

 

 

疑う事と想像力

どうすれば商品のアピールポイントを表現出来るか?と、いう事から、こんな風に見せればより良く見えないだろうか?と、いうプラスαまでを想像してディスプレイしていく。

脳死して本部のオススメスタイリングのまま永遠に飾り付けるのはナンセンス。

それで最大限魅力を発揮出来ていれば良いですけどそんな事は稀ですから。

まずはそれを試す。そして本当にこれが最良か?と、疑う。では、どうすればもっと良くなるのか?を想像する。

この流れを店頭編集の際には常に持ち続ける事が重要です。

ちょっとした着こなし方や合わせ方で大きな変化があると、いう事を認識して現状より更に良いものを考えてみてください。

 

 

精密さ

んー。小見出し悩んだ…。これは、精密さというか、正確さというか…。

何度か書いてますが細かな部分をキッチリ仕上げようね。ってことです。

上手くバランスの取れたテーブルディスプレイもタグがとっちらかっていたりすればそれだけでディスプレイとは見えずに煩雑、としか印象に残らない。小物類であれば置いた時の歪みやファスナーの取手などもそう。

こういった細かな部分をキッチリと仕上げる事でやっとディスプレイとしての土俵に上がるのです。

 

 

インプットとアウトプット

ディスプレイやレイアウト、プランニングなどのVMDの全てにおいて表現する上で大切なのはインプットの正確さとアウトプットの的確さです。

インプットの正確さとは、店舗でのディスプレイであれば商品特性や着用シーンなどからくるカテゴリー分けなど。

アウトプットの的確さとはインプットで得た商品特性などのアピールポイントをキッチリと表現することです。

インプットがズレているとアウトプットも必然的に間違ってきますし、インプットが正確でもその特徴を捉えた的確なアウトプットが出来なければ商品の魅力を高める事が出来ないのでこの2つは必ずセットで成立させる必要があります。

 

 

コミュニケーション

最後に最も大切にして欲しいのがこのコミュニケーションです。

店頭編集後のスタッフへの説明ももちろんですが、今回のこのコミュニケーションはお客様との意思疎通の事。よく、ディスプレイで訴求する。訴えかけると言いますがこれではコミュニケーションでは無くコミュニケートの一方通行です。

双方向のコミュニケーションにする為にはディスプレイで表現した想いが伝わりそれに対して良い、悪いを反応してくれているお客様に対してどうすれば想いが伝わるかを繰り返して要望に応えて行く柔軟さが必要と考えています。

初記事でも書いていますがVMDとは想いを伝えるツールです。どうすれば想いが伝わりお客様からの想いを受け止めて表現出来るか?

 

ブランドらしさの押売りにならないように視覚を軸とした五感に伝えるコミュニケーション方法を模索し続けてください。きっと両想いになれるハズです。

 

それではまた、来週。

 

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』