ECと店頭の共通性

夏もとっくに終わり冬に差し掛かっているはずなのにお腹周りには相変わらず浮き輪(贅肉)をつけたままのkaz(@kazsanvmd)です。こんにちは。

いやー歳をとったからなのか何やっても痩せませんね(何もやってない)。

さて、そんな冬商戦も店頭の方も幾分賑やかになってきた所でまたしてもコロナ増加でEC強化継続になってるのではないでしょうか。

今日はそんな店頭でのVMDとして培ってきたスキルが案外使えるよというお話しです。

それでは、スタート!

 

レイアウト

言葉も共通なサイトの構成を指すレイアウト。店頭では什器や商品の配置のことをこう呼んでいます。店頭同様にECのサイトでも効率や回遊性を考えてメニューやバナーを配置しています。自社のサイトを実際に使ってみて「ここが不便。や、これは使いやすい。」など感じたことを伝えて改善していくのはお客様の動きを見てレイアウトを修正する店頭と同じです。違うのはECではそれが実際に反応を見れないと言うこと。Google analyticsで数値としては回遊性や使い勝手を把握はできますが離脱や購入までの躓きを確認するには自分でわ体験して確認する方が細かな部分までわかるので目的を持って検索をしてカートに進むようにしてみましょう。コードが書けなくてもレイアウト変更要望は出せます。店頭で培ってきた「こうすればお客様は買い物をしやすい」を検証、フィードバック、提案していきましょう。

 

導線

店頭では先のレイアウトにて店内の導線を作ります。どのように什器、商品を配置すればお客様はどう動くか?どのように動いて欲しいか?を考えてレイアウトしています。これはECサイト上では同じくですが、もう一つ導線として流入経路も含まれています。メルマガ、LINEやその他アプリ、広告、自然検索など流入経路はさまざまですがサイトに誘導するための導線として考えられます。この二つの導線をうまく設置することで流入が入店客数、回遊性がページ/セッションなどの指標としてあらわれます。

 

スリーブアウトとフェイスアウト

店頭では商品のディテールをしっかりと見せて単品訴求力を上げるフェイスアウトは商品詳細画像で、関連アイテム表示が商品の広がりを見せるスリーブアウトの役割。店頭では感じやすいカラーバリエーションやコーディネートをECサイトでも見せていくにはこの関係性を理解して広がりを見せれるようにすると探す楽しさや効率を上げることができます。関連アイテム抜けてるところと多いので店頭を構成するようなイメージをサイト上で作るときにはスリーブアウト、フェイスアウトの役割を意識しましょう。

 

トップバナーはVP、特集やピックアップはPP

これはわかりやすいと思います。トップバナーはブランドの世界観やイメージを打ち出し伝える。ピックアップや特集のバナーはその遷移先のページがIPであることからPPとしてイメージの伝わるとものを作成する。この考え方は店頭でディスプレイするのと同じなので簡単ですね。

 

まとめ

と、言うわけでECはECではなく店頭と同じく一つの店舗として考えて構成することで現場で培ってきたスキルや知見を活かすことができます。

また、Google analyticsの解析も同じくで仕掛けに対する効果検証なので店頭に置き換えて考えるとわかりやすいやすいと思います。

店頭でもECでも結局は対お客様なのでやることは変わらないですよね。

苦手意識や店頭売り上げの阻害要因ととらえずに今までのスキルや知見を活かして店頭もECも同等に伸ばしていけるのが今の時代の勝ち組になれるかどうか?だと思います。

そんな中でも活躍するために「今持っている力」

をどうすれば変換、置き換えて活用できるかを考えていけば新たに難しい勉強をしなくても十分に活躍できると思います。これはVMDに限らずその他の職種でもいえると思いますので何かの参考になれば幸いです。

それではまた来月。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Kaz
About Kaz 100 Articles
ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』