「競合店情報」にはアップデートできる”ヒント”が隠されている

こんにちは。TopSeller.Style店舗マネジメント担当の金田です。

一先ず店舗販売員の皆さん、GW商戦の10連戦お疲れ様でした。

皆さんの店舗はどうでしたか?盛り上がりましたか?

結果が良かった店舗、結果が出なかった店舗とあるでしょうが連戦を店舗一丸で乗り越えた事にまずは”達成感”を感じましょうよ。

また、一つ「店舗」として成長できたはずですからね。

さて、今日からは昨日までの慌しい動向とは一転し一気に閑散すると思われます。まずは商品フォロー、店内清掃、ストック整理または報告しないといけない2週間分の数値、4月度の結果等、振り返る時間としても有効に使いましょう。

お客様が来店されたらもちろん、接客優先ですよ! 笑

「令和」となって自身の初記事の今回は、上記で述べた”報告業務”の一環である、「コンペティター(競合店)」についてです。週頭や月頭に他社競合店へと聞かれに行かれると思いますが、その聞いた(数値結果の)情報をどう捉え?自店にどう活かすか?を僕自身の視点や考えを基にお伝えしていきますので、参考にして頂ければと思います。

まず、最初に言っておきたいのが

 

「コンペティター数値結果」をただの”報告業務”で終わらすな!

と出足からややきつめの言い方となりましたが、前述に僕も「業務の一環」と言いましたがあくまで”報告”という観点だからだけであって、競合店まで気を使いわざわざ足を運んで”(数値)情報”を聞いたにも関わらず、

報告業務としての”情報”だけで終わらすな!

って事です。恐らく、上位者ではなく部下の方たちが聞きに行くケースが多いと思います。だからこそ失礼な言い方かもしれませんが、本部に報告するただの「報告業務の一環」だけとなってしまうのでしょう。

実は、競合店には自店舗に活かせる「情報」って結構あるんですよね。その為にはまず「情報」と捉える前に「情報を得る」という「視点」が大事になってきます。

 

競合店の見るべき・知るべきポイントかは自店に落とし込むポイントとメリット

では、競合店にはどういった「情報」が落ちているのか?(客層・価格帯が同等の場合)

・売上と購買客数の情報から「客単価」を抽出し自店との「差」を知ること。

→購買客数の差なのか?客単価の差なのか?を知る事で自店の優位性が図れる。反対に店舗課題も見出しやすい。

・競合店の「数値結果」から前年比較ではどうなのか?自店の前年比較とはどうなのか?の認識。

→前年比較から「売れてる、売れてない」という事実確認ができ自店舗数値結果の良し悪しの判断材料にできる。

・「売れ筋アイテム」をヒアリングしどの客層に反応がいいのかを知る。

→競合店に似たアイテムを仕掛けるのも良し、あえて似たアイテムでなく独自の強みアイテムで仕掛けるなど「仕掛けの判断材料」として活かせる。

競合店の商品(素材・ディティール・価格等)を直接見て触れる。デメリットの抽出。

→接客時に比較された場合、自店の商品がより説得力が増したメリットある伝え方ができる。

・競合店には展開があって、自店には展開のない商品の(獲得客層・価格帯)を把握する。

→前述に似てますが、自店ではどの商品で戦えるのか?打ち手の”習慣化”につながる。また商品に関して本部に提案・意見を伝えられる。(後には現場側として展示会での重鎮役を担える)

 

というように、いくつか挙げましたがまだまだ競合店情報には自店舗に活かせる「隠されたヒント」があります。

大事なのは、前述したように「情報が落ちている」という視点や観点を持ち“身になる情報”として自店舗に持ち帰る事が「意味を成す」のです

それは、上記で得た情報を「店舗戦略」に活かすのか?それとも「己の接客」に活かすのか?は店舗次第、自分次第ということでもあります。

 

では、また来週〜

 

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!