数字を正しくとらえることの重要性

こんばんは!Naruです。

外に出ればカンカン照りの太陽地獄、室内に入ると極寒のクーラー地獄。

さっそく喉から風邪を引きました。。。笑

みなさまお体ご自愛ください(説得力)。

そんなわけで今日はどの職種にも使えそうなMDが主としてる「売上分析」についてです!

数字は正しく捉えないとチャンスを逃す落とし穴があったり。。。

では行ってみましょう!

売上分析の目的は?

前回の記事で、MDは個人事業主のマインドでいればやらなければいけないことは自ずと見えてくる!という話をしました。

MDは個人事業主だと思うべし

無論、売上分析も「売上を上げるために~をしたいから」という起こしたい行動ベースでしないと意味がないんですよね。

で、売上分析の基本と言えば「前年対比」ですよね。

ブランド全体・シリーズ別・アイテム別・チャネル別・店舗別などなど知りたい情報は細かく分析した方が良いですよね!

僕なんかは仕事でレザーグッズを扱っているので「シリーズ別」なんかで見ることはとても多いですね。

ただ、数字は正しく捉えないとホントは売れてるものなのに売れてないみたいな捉え方になってしまうこともあります。逆も然り。

???

どういうことかと言うと

たとえば!

Aというシリーズの先月の売上が¥1,100で前年対比110%。

一方Bというシリーズの先月の売上が¥900で前年対比90%。

一見Aというシリーズが前年に対して10%の売上増になっているので売れているように見えます。

しかし、店舗数を鑑みるとどうでしょうか?

Aというシリーズの先月の売上が¥1,100で前年対比110%、展開店舗数が先月が10店、昨年が8店だとします。

一方Bというシリーズの先月の売上が¥900で前年対比90%、展開店舗数が先月が10店、昨年が16店だとします。

簡単な表にするとこんな感じ!

するとあら不思議。

実は1店舗当たりで平均的に売上叩いてるのはBの方だったのがよくわかりますよね。

みたいな感じで、真正面からだけで前年対比してると本当に売れてるものは何かってことが見えていないことがあったりします!

MDはここに仕入金額と在庫金額も入れて検証しましょう!

なので売上分析をする際はいろんな条件を考えて正しく数字を捉えてくださいね!

これは売上分析のほんの一例ですが、僕の場合は商品開発に役立てるために上のような売上分析をするので、ここから売れ筋・死に筋を見極め、

強化していくのか、ドロップしていくのか、はたまた売れている要因を探って他の商品に落とし込むのかといった感じで行動していきます。

ただし、数字だけ見ていても「なぜ売れているのか?」などは分からないことが多いので、そういう場合は店頭でしっかりヒアリングしましょうね^^

答えはいつも現場が知っています。

かく言う僕も数字が大の苦手(算数の時点でアウト)ですが、よーく考えて慣れるまでゆっくりやっていくことが未来の実力に繋がっていくのは間違いないです。

数字が全てではないけれど、数字はウソをつきません。

ではまた!

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Naru
About Naru 46 Articles
1993年生まれ。三代東京生まれ東京育ちの江戸っ子。都内某レザーグッズメーカーにて販売、営業を経て現在3つのブランドのMDを担当。販売員時代では入社3ヶ月で某都内百貨店自社ブランド売上の過去最高売上を記録。 販売員目線とクリエイター目線で商品面・売場面においてバランスの良いMDを構築。仕事において大切にしていることは、関わる人に気持ちよく仕事をしてもらうこと。これを基に転がされるように見せながら最終的に自分のやりたいことを遂行し転がしていく。