こんにちは!
サステナビリティ担当の Jasmineです。
年初から「サステナビリティ」についての記事を書いてきましたが、読者の皆さんに伝えたいことは
サステナビリティは怖くない!
これに尽きます。
怖くはないけど、ファッション業界の「サステナビリティ」は複雑怪奇。これを数回に分けてわかりやすく解説して行こうと思います。
アパレル業界フロー概要図
サステナビリティについて検索すると、ヒットするものは実に雑多です。「オーガニックコットン」「古着流通」「エコ再生素材」などどのキーワードを追えばいいかわからなくなると思います。まずは全体を知ることが大事。
お洋服の生産~販売(廃棄)までは大まかに下記の流れでできています。
③ 原材料
↑
② 生産(工場)/ 伝統技術
↑
① 企画/ デザイン
↓
④ 店舗/ 販売
↓
⑤ 販売後/ 顧客ケア
の5つのフェーズ×「ビジネスモデル」「マテリアル」「廃棄」「人材」の4つの観点での「サステナビリティ」に分けると少し整理できるかと思います。
例えば、② の生産のサステナビリティ。工場の工賃問題、発注元依存なビジネスモデルの問題、伝統技術衰退の問題、30年先を見据えるととても持続可能ではない問題をたくさん抱えています。でも、これをすべて一度に解決することは不可能。現時点では解決策に「正しい」も「間違い」もなく、同じ「業界を良くしたい」という志の元ですら、何をするかの方針がかみ合わず分裂することもある状況です。そんな中、今私たちができることは、「少しでも多くの人が問題があることを認識すること」、そして「自分が好き、と思うことを追求すれば、きっと問題は良い方向へ進んでいくこと」です。あれはダメ、これはダメ、にがんじがらめにならないためにも、ぜひ一緒に「知って」行きましょう!
こんなことを来月以降で解きほぐしながら解説して行きます!
(待てない~、おしゃべりしたい~、という方はTwitterへ^^)
アパレルは複雑な業界
昨年のタニグチレイさんのこちらの記事
https://topseller.style/archives/15325
皮革のサステナビリティについて、わかりやすい例でまとめてくださっています。
ここで語られることは、上記のどのフェーズ、どの観点に当てはまるでしょうか?
ひとつの「レザーバッグ」という品目を語る上でも、素材からお客様がご自身の手持ちのカバンをどう扱っているかまで、すべてのフェーズ・すべての観点が関わってきます。
だからこそ、「サステナビリティ」への取り組みは重要。それと同時に目線を変えることのハードルがとても高いのです。
次回はもっとも情報をインプットしやすい、上記③「原材料」のサステナビリティについてお話しします!
それまでにぜひみなさんの身の回りの「サステナビリティ」トピックを「ビジネスモデル」「マテリアル」「廃棄」「人材」で分類してみてください。