VMDがブランディング活動になる理由

こんにちは、kazです。

さって、今日はVMDの一つの側面としての「ブランディング」について書いていきたいと思います。

それでは、スタート!

 

視覚による認知

店頭におけるブランディングとは継続して五感に訴えかける認知活動だと考えます。

例えばVP、一般的にブランドの世界観を打ち出すモノと定義されています。

VPでは特に「ブランドらしさ」を軸にシーズンを通して提案しているブランドが多いからです。

これは、モノを軸にした視覚による認知活動ですね。他には内装、什器などもそうだと言えます。

百貨店だろうとファッションビルだろうとSCだろうと基本どのブランドもオリジナルな内装で他のブランド差別化を図ります。これは例えるとペットボトルなどのパッケージと同じでブランドネームを伏せたとしても内装や什器含めたアトモスを見ればどのブランドか識別出来るようにする為に統一されたイメージで全国どこに行っても同じように作られています。なので、マイナーチェンジはあってもリブランドのようなブランドコンセプトそのものが変わらない限りは滅多に変わらないのです。

そう言った意味では本部VMDは内装系のアトモスによる認知活動を、店舗VMDはVPや店内ディスプレイでらしさの演出による認知活動をしているわけです。

 

五感による認知

視覚的にブランドイメージを訴求する事によるブランディングを日々店頭の皆さんは行なっている訳ですが、その他にも強く印象を残し店頭に居なくても連想、思い出してもらえるモノとして香りや音楽があります。

香りは特に分かりやすく、店舗が見えていなくても「あっ、この香りはLUSHが近くにあるな…」とか、すぐに分かりますよね。

なので香水やルームフレグランスなどの取り扱いがある店舗は積極的に使うと事をおススメします。特にFRに使うとしっかりと香りを感じることが出来るので効果バツグン。

ただ、匂わせ過ぎにはご注意を 笑。

キツめの匂いは嫌われる傾向にありますからね…。

音楽もしかり。音楽は時間帯によって変えるのが多いと思いますがテイストやリズムなどが似たものを流し続けると全く同じ曲で無くても「なんとなく似ている」でイメージしてもらいやすくなります。

ただ、音楽に関してはゆったりとして欲しい時、短時間で高回転して欲しい時、によってリズムを変えてお客様の心理に訴えかけると言った使い方もできるので一概には言いづらいですが…。

 

さて、VMD的ブランディングは上記のようなモノになりますが、これに加えて日々の販売員の皆さんの接客も当然ブランディングの一環を担っています。

ブランドらしい着こなしをした販売員さんがブランドにあった応対をしてくれる。

小さな積み重ねですが、単発で終わる媒体広告よりも継続的なこうした認知活動の方がお客様のブランドに対するイメージ構築には大きな影響力を持っています。

そんなわけで閑散期も気を抜かずに日々の積み重ねで自分たちの店舗、ブランドのイメージを作り上げていきましょう!

 

それではまた来週。

 

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』