【TopSellerがおしえる圧倒的に売るためだけの教科書 vo19】 圧倒的に売りたいなら「ファッション雑誌は読むな」

こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイです。

最近、アパレル業界ではない業界でのセールストレーニングのお仕事が多かったんですが、いやほんと

アパレル販売員のセールススキルのレベルって高いよな!!

と、改めて思います。

だって言えば「布切って糸で縫ってあるだけで、ほとんどドレも一緒」な商品を買ってもらえるんですからね。
ある意味「商品力なんて殆どない」中でのセールスです。

アパレル販売員のセールススキルの凄さは「商品の話より、お客様を中心にした話」をしっかりできる事。
ほんと、これすごい。
意外と他の業界できませんからね。

自信持っていきましょう!!!

 

さて、今週もおさらいから!

【TopSellerがおしえる圧倒的に売るためだけの教科書 】 総集編

 

さて、今日は「雑誌」読んでますか?

 

ファッションの勉強をするんであれば「雑誌」でいいけど、、、

この連載を読んでくれている方は、もうご存知だと思いますが売れる販売員の一番の強みは

お客様知識を豊富に持っている

これですよね。
極端な話を言えば、これがあればファッションの知識、商品の知識が「さほど」無くても売れます。

今でもファッションのトレンドの情報や商品の情報を手に入れる際にはアナログ&webの雑誌は共に有益です。
ですが、それだけでは売れる販売員になれないのは先ほど書いた通りです。

僕が新人販売員の時に貪るように読んでいたのは

心理学の本や話し方の本、営業術の本や伝わる話し方の本など「顧客心理」が書いてあったり、知るためのスキルの本

新人1年目の休憩時間や行き帰りの電車は、ほとんどこれらの本を読む時間に当てていました。
それに、もともと本が好きだった事もあって本屋にもよく通っていましたね。
これは今でもなんですが、大型の本屋などでジャンル関係なくタイトルを眺めながら歩きます。

そうすると「今、世の中の人たちが必要としているだろう情報」が読み取れます。
本屋は限られたスペースの中で「今売れる本=今必要とされている情報」を中心に打ち出していますからね。
それらの傾向を読み取るだけで世の中の動き、つまりお客様として来てくれるだろう人達の「気持ちの流れ」を知ることができます。

最近では商業施設、百貨店にも大型本屋が併設されている事が多いので休憩時間などに定期的に散歩しに行くだけでも、結構な情報量を収集できるのでおすすめですよ。

休憩時間に気分転換しに大型本屋に散歩にいっちゃう。
世の中の情報に敏感になる事が「圧倒的に売れる販売員」への第1歩です。

では、また来週!!

 

PS

雑誌は店に置いてあるので、店頭の空き時間にざっと流し読みしてました。
僕のファッション雑誌を読む時の癖というか、ポイントをちょっと書いておきますね。

僕がファッション雑誌を読むところは「巻頭の広告記事」と「後ろのタイアップ広告記事」です。
巻頭はおなじみのハイブランドが広告を占領していますよね。
このハイブランドはマーケティングもブランディングも戦略的に多額の資金を投下しています。

この巻頭の広告も然りです。
この広告のヴィジュアルをしっかり見ておくだけで「ファッションビジネスのトレンド」が読めてきます。
ショーなどは「打ち出し」すぎてビジネス的側面が読み取りにくいですが、このヴィジュアル広告まで落とし込まれた物でしたら読み取りやすいですしね。
時短です。笑

そして後ろのタイアップ記事は「今、勢いのあるブランド」や「売り出し中のブランド」、もしくは「資金力があり売り込みたいブランド」などが占めています。
ある意味、ここは自ブランドにとって「競合」を知る場所です。

今後マーケットにどんな商材でどんなプライスレンジに仕掛けてくるのか?
この情報を知る事ができます。

雑誌読むのは、ほとんどこの場所です。
他のページは、ほんとパラパラとしか読まない。
僕はファッション雑誌はお客様の情報はほとんどなく「マーケットの意向や希望の情報」しか載っていないと思っていますね。

参考にまでに!

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。