本つゆ?(本当に梅雨ですか?の略ね)
と、思うぐらいカラッとし天気が多いような気がする今日この頃。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、kazです。
さてさて、そろそろプレセールや本セールでいつもとは違う什器レイアウトになっている店舗も多いのでは?と、思う今日この頃。
久しぶりのリピート構成をキメた所でそんなレイアウトを変更した際に忘れがちだけれども大切なスポット(演出照明)の当て方にスポットを当てた記事です。(ドヤァ)
何となく明るくなればOKみたいな感じもありますがより良く見せる方法を知っていると差がつくので今回で覚えておきましょう!
施設のおっちゃんにライティングしてもらう時にも「ここ狙って!」と、カッコよく指示できますしね 笑。
それでは、スタート!
そもそも演出照明とは
間接照明やスポットライト(以下スポット)、棚下、ダウンライトなどなどの基礎照明を除いて空間を演出(装飾)する照明の事をさします。
百貨店などでは殆ど「基本照明」たる蛍光灯が初めから設置してあり、それとは別にオープン時の什器レイアウトに合わせて天井のスポットを移設ないし、新規でつけていく流れです。
そのライティングのプランも内装設計者が自ら行う事もありますが、ライトのプロ達が別途プランニングする事が多いです。
なぜかと言うと、ライト自体の機種により照らしたい所から何メートル離れるのが最適とか、光の届く範囲が違ったり、ビーム的な収束した光と拡散して周囲を照らす光といった感じて色々と種類があるのでそれを最適解になる様に提案してもらえるので。
なので、出したい雰囲気+商品がより良く見える照明として演出照明と言われています。
忘れやすいスポット修正
売り場は日々変化していると思います。あっ、今回は物理的な意味で。
商品の入荷によるレイアウト変更、マネキンの着せ替えなど微妙に什器も動いていて、知らない間にオープン時からは比べられないほど位置が変わっているモノも。
そんな時に定期的なスポット位置の見直しで常に良い状態で商品が演出されている状態にしている店舗と、そうでない店舗では雲泥の差です。
意外と気がまわらない部分ではありますが気をつけてみてください。
スポットを当てる位置は?
はい、やっときました今日の本題。
ハンギング、シェルフ、マネキンなどなど各什器に対しての当てる位置を図解していきます。
・マネキン
首の付け根から少し下のセンターが第一優先として、2灯当てられる場合はヘソ辺りにも当てたいですね。また、当て方は基本正面から、拡散しているモノよりも収束した強い光が望ましいです。
これは、均一に光を当てるよりも印影が付く事でより立体的な見え方に出来るので。
・ラック
基本は正面からハンガーラックではなくて商品の肩に当たるように。使う照明は散光で柔らかく広がるようなモノを。高級感の演出には真上から下に向けて当てるのも◎。
・シェルフ
高さのあるものは2灯使って上下全体に当たるようにシェルフのセンターラインを狙う。
1灯の場合は中段のゴールデンスポットを狙う。
こちらも散光を使用。
・テーブル
真上からよりも散光を使って少し離れた正面から当てると光が広がり、全体が均等に明るくなるのですオススメ。
雑貨やバックのような場合は真上から各商品に当てるのも雰囲気があって◎。
・ミラー
直接鏡を狙わずに姿を確認する位置に正面から当てると影が出来ずに見やすい。
真上からは頭で影が商品に落ちてしまうので避けたいところですね。
・カウンター
手前から当てると眩しく、カウンターに立ったお客様の影がカウンターに落ちるので手元が暗くなってしまうので真上からがベスト。
・入り口
1番明るくしたい所。雰囲気の為にわざと暗くするなどありますが基本的には明るい方が入りやすい。ここも真上から当てる事でお客様の目に優しく。
と、まぁ大きくはこんな感じでしょうか。
要はそこに配置するモノなどがどのように照らせばより良く見えるか?に尽きます。
せっかく商品価値が上がるようにレイアウトやディスプレイしてもそこに適切なスポットが当たって無いと魅力も半減してしまいます。
今回は基本的な当て方を紹介しましたがモノや出したい雰囲気によって当て方も変わるのでレイアウトやディスプレイの後のスポット調整は自分でやりながら確かめるか施設の人にしてもらう時もついて回って狙う所をしっかりと伝えて調整してもらいましょう!
ただし、しつこいと嫌わるのでご注意を 笑い。
それではまた来週。
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