今後のVMDを考えてみた

先週からのトプセラwebstyleのスタートに伴いこちらのトプセラにも執筆メンバーの変更があり、それ伴い今週から金曜日の担当になったkazです(@kazusanvmd)。

こんにちは。

さて、金曜日といえば南さん担当曜日だったので変更を知らずに見に来てがっかりしたとしても声には出さずそっとブラウザバックで・・・嘘で。見てくださいね!

 

さて、そんな曜日変更の一発目は心機一転、初志貫徹と、言う事で今一度VMDとはなんぞや?に大して今感じている事をつらつらと書き綴りたりと思います。

それでは、スタート!

 

VMDは何の為に?

今まで腐る程、書いていると思いますが、改めて。

1.売り上げを向上させる為

2.ブランディング活動の一環としてお客様との相互接点の店頭での表現でイメージ構築の為

大きく分けるとこの二つに別れ、そのうちの1の為によりお客様の買いやすさや入りさすやなどをゾーニングやレイアウトなどなどを工夫する事で向上させ、結果的に売り上げの向上に繋げると、言うものです。

ただ、鶏タマゴでは無いですが最近は売り上げ向上<お客様の為(この言葉が的確ではない気もするけどとりあえず)になっています。

それまでのVMD=売り上げの向上だけの時代はひと昔前には主流となり効率のみを追求する事もありました。まぁそんな会社やブランドは現在ではだいぶと追いやられているように思います。

そんな訳で、VMDも全体の足並みを揃えるだけの時代から選択肢を提示して各店舗の個性に合わせて選べるようなシステムや、店舗での裁量を増やしていく方向になるではないかなぁと。

と、言う事ですがVMDは何のために?と聞かれるとやっぱり売り上げを向上させる為なんですが、その本質が客数獲得、新規客獲得などよりもひと昔と言わずに二昔も三昔も前に行われていたような個店最適などの細分化されたものが必要なんじゃないかと思います。

 

そんな訳で、店舗でVMDに携わっている方などは自身のVMDスキルを高めて活躍する場面が今以上に増えると思います。

 

そーなった時にVMD(店舗)に必要なスキル

はい、上の続きで個店での裁量が増え、店舗VMDが活躍するには何のスキルが必要になるのか?

ですが、今までこのトプセラではマインドセット的なことからマネキンなどのマニアックなお話、それと構成などの基本スキルなどをお伝えしてきましたがそれ以外でもっと簡単なスキルで必須だと思っているのは顧客分析能力だと思っています。

よく、ヨツモト氏が出張に行った際にコンビニの何ちゃらが〜、歩いている人の服装が〜などとマーケの基本として言っていると思いますが、あれです。

個店裁量が増えて個々に「売り上げを上げる」為にVMDを行うとしたらはお客様に合わせる部分のスキルを伸ばす必要があり、それは必ずしも保守的な意味合いではなく、提案するにもその地域、館で受け入れられるモノである必要があります。

その為にはまずお客様を知る、来店されていない方でも近くと通る人でもどんな傾向が強いのか?

などを性格に分析にして提案していく事です。

いくら構成が上手くても全然合わない、求められていないものをひたすら提案しても売れないですし。

 

ただ!忘れてはいけないの店頭に展開して時に魅力度60%の商品でもVMD(特にディスプレイと展開場所)で魅力度を70%、80%、90%・・・と、引き上げをすることは忘れてはいけません。

 

個店最適といえ売れてるものを売れてる場所に出しておくだけというのはVMDとは言えませんので・・・。

 

そんな訳で今後のVMD(店舗)としては

1,マーケットリサーチからくる最適なMDの提案(商品レイアウト)

2.本来のVMDとしての魅力を引き上げるディスプレイやレイアウト

の二つを習得、もしくは伸ばしていくことで活躍できるVMD(店舗)になれるのではないでしょうか。

 

ただし、外資系でも特にメジャーなブランドなどのVMDフォーマットに従って行うことが決められているブランドなどのは除くです。

そこは今後も一部を除きそのままブランドイメージ構築のために今の状態が続きまので。

 

それではまた来週。

 

VMDに関する過去記事はこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

トプセラ過去VMD記事

 

 

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』