こんにちは、木曜日のサイトーです。(パクリ)
使える物は何でも使おう!のスタンスです。
さてこれはVMDにも通づる話ですね(マジか)
でも、『使える物』はその物の本質を理解して使い所を見極めましょう。
と、いう事で今回はレイアウトするのにいつも使っている各什器の基本の役割と展開手法について書いていきます。
それでは、スタート!
レイアウトを的確に行う為の什器の役割
まずは什器の分類を・・・
・大什器
壁面に設置されているラックや棚什器、またはそれらの複合
・中什器
中島にあるケースやテーブル、シェルフなど
・小什器
可動のラックなどの簡単に動かせるもの。
次にそれぞれの役割を(やっと本題!前置き長い・・・)
大什器
形状からも店舗奥に設置されていることが多いので百貨店では主に時間をかけて接客が必要な物や高単価の物を置く事が多い。高回転狙いで※ファサードに置く物以外を置き、展開スペースの大きさから型数や色などの『広がり』を見せる役割。
※ファサード・・・前面などの意味で、アパレルでは通路に面した優位地の事を指す。
中什器
ケースやテーブルなどで周りに置いている商品を補填する商品もしくはデザインがシンプルで畳んでも構わない物を置く。昔は必ずファサードにあり、高回転の代表のような什器でしたが、現在では減少傾向。SPAでは色のアピールなどしやすく重要だったんだけどな・・・現在は置き場のない商品の逃げ場
小什器
主にファサードに設置される事が多い。単品訴求力の強い商品、所謂売れ筋や、強化商品の配置に最適。近くにマネキン、トルソーがある場合はそのスタイリングをバラして展開するなどで、高回転を狙う什器。
展開手法の役割
お次は商品を配置して並べる(ディスプレイ)手法とその意味。
スリーブアウト
正面から見た時に袖側が平行に見えている状態。カラーや丈感なのどのバリエーションを見せるのに適しているので色や柄をアクセントに、『広がり』を見せる手法。
フェイスアウト
お顔がちょっと・・・
こちらは面に対して垂直に商品が見える状態。商品のデザインやディテールが良く見えるので単品訴求力が高い。が、反面カラーなどのバリエーションは一目で見えないので、これで勝負!や、アイキャッチにしたい!みたいな期待値が高い、もしくは色などの視認性の高いもので行うと効果的。
あれ?
什器の役割と展開手法って・・・
そうなんです!
気づいたあなたはもう大丈夫。
レイアウトの基本は展開場所に合った物を適時適切に配置していく事。基本中の基本だと思うかもしれませんが実際にレイアウトをする時に色んな事を複雑に考えて悩んだりしていませんか?
その什器に配置する意味、その手法で見せる意味さえ理解しているれば『自分がどうしたいのか?』
は簡単に表現できる!
その際の表現手法の広がりは今後のトプセラ木曜日でお勉強・・・と、いう事で今週はここまで!
では、また来週。