必ず間にワンクッション?ツークッション?を挟んで記事を書いている気がするkazです。
引き延ばしている訳でもないんですよ。たまたまです。たまたま(確信
さて、それでは以前のNO.①の続きとしてカラー×長さの組み合わせ事例を上げならその効果について書いていきたいと思います。
それでは、スタート!
長さと色を組み合わせる相乗効果
まずはNO.①の振り返り。
読みました?読んだよね?(これ前もやった気がするな・・・)
と、言う事でそれでは早速実際の組み合わせ例を見ていきましょう。
①中光×アーチ型
中心が明るく長さも短いのでラック全体が軽く見え、かつ、高級感を演出できる。
画像はお出かけ用アパレルのラックでの実際の例。
どうしてもお出かけ用などはシックな色目が多くなりがち(画像のは派手だけど・・・)なので、そんな時にはこの手法が◯。
軽さと落ち着きの演出ができて便利。(昔プロフェッサーのブランド診断でもある程度のアッパークラスはこの手法を使うべきとか言われたな・・・)
②グラデーション×リズム(短→長)
色を明から暗、長さを短から長で組み合わせるとかなり綺麗な仕上がりに。奥行きがあり流れにも違和感なく自然な流れができれば知らない間に店内に吸い込まれるかも。昔のコムサとかこんな感じだったような・・・
③ドミナント×リピート
ある特定のカラーを一定のリズムで展開して行くので心地よいリズム感と特定カラーの訴求力が上がり、テーマカラーの打ち出しが明確になる。ただし集中的に同じカラーが展開されるので単調にならないように気をつけよう。
④グラデーション×リピート
こちらは定番。リズムよく見やすく安心感がある。
カジュアルからドレスまで対応幅が広く何にでも使える。
と、組み合わせ例は色々あるけれども例はこの辺で。あとは時と場合により組み合わせを変化させて打ち出したいイメージを適切に出せる手法を自分なりに探して行くことが大切です。
手法をたくさん覚えた後は?
NO.①と今回で覚えた手法をどうのように出して行くかがキーになるのですが、皆さんはどのように使っていますか?
ある程度キャリアのある方ならわかると思いますが毎回全ての手法を出す必要はないですよね。
これは商品の価格帯、店舗面積によって最適な手法の数は変わって来ます。
店舗面積の大きな単一ブランドの場合はあまり手法が多すぎても統一感がなく雑多なイメージになるし、統一しすぎてもつまらない平坦な見え方になってしまう。
50坪~100坪ぐらいの店舗で3~4ぐらいの手法でディスプレイすれば変化や動きが出せて十分かと。
また、セレクトショップなどの複数のブランドが混在している店舗の場合はブランドごとにイメージが違うのでそれにあった手法で展開して雑多な感じでもOKでしょう。
上記のように「自分の担当の店舗、ブランド」にあった手法と手法数をしっかりと見極めつつ、『想いを伝える』手法を学び、自分たちの武器を理解した上で経験値を積んで成功率をあげて行きましょう!
VMDは売上を上げる、最大化するためのツールの一つですから、販売員目線、VMD目線をうまく融合して最適な表現を身につけていきましょう。そして誰もが選びやすくて買いやすい、見やすく見せやすい、お客様にとっても販売員にとっても最良のお店に作り上げてハートをがっちりキャッチしよう!
それではまた来週
まだまだ更新中〜
【サイトーのワンポイントVMD61】
自然から学ぶ色や、構成など自然界から学ぶ事もできる。夕日に染まるグラデーションの空、咲き誇る花々の色の組み合わせなど、一見普通は組み合わせない色合いにも美しさを感じる事をディスプレイで表現してみると意外な組み合わせも美しく見えたりする。#VMD
— kazuyuki saitou (@kazusanvmd) September 18, 2018