変わるVMD

先日15.6年前の写真を見つけたのですが…別人でした。当時一緒にいたヨツモト、谷口両氏も…。いやー時代が変わっているのを実感した今日このごろ。

こんにちは、kaz(@kazusanvmd )です。

さて、そんな時代の変化のもっとも大きな時に立ち会っているかもしれない今現在。

アフターコロナというかアフター非常事態宣言で変わるVMDについてお話ししたいと思います。

それでは、スタート!

増えない客数

自粛生活が終わりさまざまなお店が営業再開しました。やっと買いものできる!と、なっていますか?

優先順位としてはやっと外に出られる!→レジャーや体験型の施設へ。

やっと自炊から解放される!→飲食店へ。

人に会える!→上記の二つへ。

と、いう感じではないでしょうか?ただ、そのために服が必要なのでファストファッションのような低価格帯のブランドはニーズありで、特に春在庫消化のためのセールや、値引き施作により一時的に購買客数はあがっているかもしれないですが、これが続くことはないと思います。

大半の人は「あれ?服そんなにいらなくね?」と、感じてしまったことでしょう。

また、完全にコロナの脅威がなくなったわけではなく、人の多いところに出かけるのに抵抗のある方も多いことから客数減は避けられないかと。

意味をなさない本部指示

もう完全に数字だけでは状況がわからない状態です。こんな時に当初のフェイスコントロールで良いのか?それとも在庫を少しでも減らすためにタブつく春在庫を打ち出すのが良いのか?など店頭の、お客様の状況を考えての指示をだせているところなんてほぼないでしょう。

この全てが今までと同じでは成り立たない状況で

数字のみ、会社やブランドの都合のみで考えている指示に意味はなく、店頭で実際に状況を知るスタッフとともに考えなければいけません。

今後のVMD

前述のように客数は減っているとはいえ、来店してくれるお客様はいます。せっかく来てもらうであれば今まで以上のディスプレイで魅力を感じで買い物本来の「ワクワクする楽しさ」を最大限感じてもらえるようにするのは当たり前。

それにくわえてこの二ヶ月ほどで高まっているECやSNSでもVMDとして関わる事が必要だと感じています。視覚に訴えるのがVMDの役目と考えればステージが違えどそこに関わるのはおかしな事ではないかと。

ECやSNSで商品確認してから店頭で買われる方も増えている現在であればweb上での見え方と、店頭での見え方をつなげる事が重要だと考えます。これはただ単純にディスプレイの手法が同じとかではなく、ECで特集されているものが店頭でもスポット浴びる場所にレイアウトされていたり、新作の案内としてメルマガ配信されたスタイルがVPやPPでディスプレイされている。当たり前のようですが、実際VMDとECはそこまで連動されていないのが現状です。販促として2BUYや%offなどは連動していますがECやSNSでサーチされたお客様がわかりやすいレイアウトなどあまり考えられていないのではないでしょうか。

難しいのはECに反映されるまでの時間と店頭に納品されるまでの時間にタイムラグですがSNSなど逆に合わせやすいので大きな特集で販促をかけるのはEC、週のトピックはSNSなどにすれば調整できるのではないでしょうか。

目の前の通路のお客様へのアプローチだけではなく、今は見えていないけど興味を持っている未来のお客様へのアプローチにVMDも変化するべきタイミングなのだと思います。

それではまた今度。

VMDに関する過去記事はこちら
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