「今の仕事が向いているのか分からない」そう思うあなたへ

皆さまこんにちは!
アパレルキャリア論担当のマリです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
おうち時間も長くなり、既にこの期間のルーティーンが出来上がったりと時間の使い方にも慣れてきたところで、場所によっては店舗が再開したりと、少しずつ明るいニュースも増えてきましたね。
そんな時だからこそ、私のようにリモートで仕事が出来る人は油断せずにより一層気を引き締めようと思っています。

さて、今日は「今の仕事が向いているのか分からない。。。」というよくご相談を受けるこの話についてお話しします。

向き不向き、あなたが思っているそれ、本当に正しい?

「販売が向いていないんです」「もっと向いている仕事があるかと思っていて、、、」そう言う方々に、何がどう向いていないのか?を聞いてみると感覚的な答えが返ってくることが多いです。
正直に言うと、何がどう向いていないのか、それを言語化出来ない方は転職しても同じようにこの仕事が向いていない、となる可能性が高いです。
果たして販売のどこが向いていないと感じるのでしょうか。数字プレッシャー?先輩に比べて顧客が少ないから?理由は色々あると思います。
まずは、言語化すること。
販売職に必要とされる要素、そして自分がその仕事に対して向いている・向いていないと感じる点を、箇条書きでも何でも良いので具体的に書いてみること。
そして、その向いていないという要素は、本当に販売職という仕事に向いていないのか?
それは会社や環境を変えれば解決出来ることなのではないか?を俯瞰的に見ることが大事です。

あなた以上にあなたをよく知っている人からの評価を大切に

自分では向いていないと思って気持ちが塞ぎがちな時こそ、信頼出来る上司や同期など、周りの方からの評価に素直に耳を傾けてみましょう。
これは、かつての自分にも言い聞かせたいことです(笑)
特に向いていないかも、、、と自信を無くしている時って、決して精神状態が良いとは言えないですよね。
そんな、心に余裕のない状態で冷静な判断をするのは難しいと思います。
そのために、よくキャリアのかかりつけ医を持っておくこと、キャリアの予防診断をオススメしているのですが(詳しくは以前吉田さんが執筆されたこちら)、普段からあなたのことをよく知っていて理解してくれている方から客観的な評価をもらうと、自分では意識していなかったことが周囲から見れば強みに見えていたり、意外なポイントを認めてもらっていたことに気付くことが出来ます。
これは個人的にとてもオススメです。

合わないのは仕事?環境?

これをしっかり分解して考えることが大切です。
上記で言語化することについてはお話ししましたが、もう嫌だ、向いていないと思っていても分解してみるとその仕事に必要とされる要素は十分持ち合わせているということに気付くこともあると思います。
実際にこれまでお会いした方々も、紐解いていくと圧倒的に会社や社風が合わない、人間関係に苦労して追い込まれた結果、その仕事自体が向いていないと判断されている方が非常に多いです。
せっかく必要とされる要素は備わっているのに、環境が大きな悩みの種となってそこにばかり気持ちがフォーカスし、向いていないと判断するのは勿体ない!
それなら環境を変えるというのも1つの選択肢です。
私自身も信頼できる方からの評価を信じ、環境を変えるという選択をしてより仕事が楽しく、好きになりました。
販売職も同じです。
社風にどうしてもフィットせず自信を無くしていた方が、会社を変えたことでこれまで以上に本来の力を発揮して楽しんでいる姿も見てきました。

ただし、本当に仕事が合わないという場合もあると思います。
その時には、社内での異動によって解決できる可能性はないのか?これも合わせて考えること。
転職し、仕事も会社も変えるというのは可能性もありますがもちろんリスクもあります。
仕事を変えるのであれば、その仕事の肝は?その仕事に必要とされる要素と、自分の強みが一致しているのか?
これもまた言語化して整理すること。
言語化して自分を正しく把握しておくことがミスマッチを防ぐことにも繋がります。

自分の仕事の本質は?そして自分の得意なこと、苦手なことを言語化し周囲の評価を素直に受け取り環境を見極めること。
向き不向きについて悩んだ時には、是非この記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
何より私自身が環境によって大きくポジティブな変化をしているひとりです。

それではまた次回!

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鶴戸茉利
About 鶴戸茉利 28 Articles
宮城県仙台市出身。 新卒で外資系イタリアブランドに入社。販売員として複数店舗で勤務しトップセールスとなる。 その後ファッション業界専門の人材紹介会社で主に外資系ラグジュアリーブランドのヘッドハンターとして転職支援を行う。 現在は株式会社ALL IS NEWの執行役員として、人材部門の責任者を務めている。 その他、文化服装学院の講師業、コミュニティスナック「BANQUET CIRCUS」のママ等、幅広く活動中。