アパレル業界の「これまで勝ち方」と「これからの勝ち方」

こんにちは、ヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。

アフターコロナで世の中が色々と変わってしまいましたが、アパレル業界も同じように強制的な変化を迎えています。

 

これまでのアパレル産業での勝ちパターン

これまでのアパレル産業での勝ちパターンは

小売事業型アパレル企業
①良い場所に出店(不動産)
②売る人を配置(販売員)
③売れる物を揃える(バイイングや企画)

メーカー卸型アパレル企業
①売れる物を揃える(バイイングやプロダクト)
②売れる人を配置(営業)
③売れる場所に配置(配下率)

大まかに言えばこの2つでした。
この2つの中で重要な項目は商品でも人でもなくて実は「場所」
これまでのアパレル業界の勝ちパターンの最重要項目は「いかに良い場所(お客様が来店しやすい場所)に出店するか?」です。

日本のアパレル系小売店の数は140,650

昨年の経済産業省の資料によるとファッション系の事業所は全国で140,650
そこに従事する従業員数は698,105人
国民900人に対して1事業所の割合。

日本のアパレル店舗数は世界的に見ても異常な多さで、日本のアパレル業界がいかにリアルリテールで成長してきたがわかるデータです。

できるだけ沢山の人の集まる場所や、人が来やすい場所に数多く出店するか?
これが今までのアパレル業界の王道的な勝ち方でした。

でもコロナでこの場所の価値が下がり今後これが通用しなくなるリスクが高まる中でリテール数が減少するのは当然な事。
まずは今までの勝ちパターンを理解しつつ、これからは新しい勝ちパターンを作っていかないといけません。

 

場所の価値が下がった時に何が比例して上がるのか?

場所の価値が下がり店舗の価値が下がる。
同時に生産性が下がる人=販売員の価値も下がる。
勝ちパターンのうちの2つも価値が下がってしまう。

では、これから逆に価値が上がるものは何か?

そのヒントの1つをこちらに先日書いています。

コロナショックで急速にデジタル対応を迫られるアパレル業界で生き残る企業とは?

 

価値が上がるものは総じてデジタル分野になって来るでしょう。
でも、その中でまだ手堅い勝ちパターンが出来上がっていません。
では、どうしたらいいか?

新しい勝ちパターンが見つかるまでは、今の勝ちパターンをデジタルで拡張する方法が一番手堅い。
全ての店をすぐにスクラップはできないだろうし、かといって全てをECに全振りすることも難しい。
で、あればしばらくは今の勝ちパターン応用しながら使い、次の一手をさぐる。

そんなやり方をお勧めします。

なので、まずはこのタイミングで今までのアパレル業界がどんなビジネスモデルで成長してきたか?を知っておく事。
これが大事です。
でないと、隙間見つけられませんよ。

 

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