皆さんこんにちは!
毎月7日、アパレルキャリア論担当のマリです。
昨年に続き、2回目の自粛モードのGW明け、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
何かと制限の多い日々ではありますが、新緑の極みといった木々を眺めながらのお散歩は気持ちも晴れやかになり、おすすめです。
さて、本日のタイトルである「リファレンスチェック」。
転職時、入社前に外資系企業を中心に行われているものです。
実際にどのようなものなの?とのご質問をいただくことが多いので、本日は詳しく解説していきます。
リファレンスチェックとは?
英語では「Reference Check」、身元照会を意味します。
冒頭で外資系企業で用いられていると書きましたが、最近では日本の大手企業でもリファレンスチェックを導入する企業が増えつつあります。
具体的には、最終面接フェーズ付近で行われることが多く、提出している履歴書の経歴、面接時の会話に嘘偽りがないかを現職や前職の上司や同僚へ確認するというものです。
虚偽が無いかの確認のほか、実際に評判を確認し、働きぶりなど面接ではなかなか見えてこない他者からの評価を含めた総合チェックのようなもの、と理解しておきましょう。
基本的に、応募者本人へ通達がなく行われるものではありません。
実際に本人の同意を元にリファレンスチェックがスタートするため、退職交渉前に上司に転職活動をしているのがバレてしまった、というようなことはありませんのでご安心を。
誰へ依頼するの?
リファレンスチェックが実施される場合、応募者自身で2~3名の上司や同僚を選定するケースと、企業がリファレンス先を探すケースがあります。
企業がリファレンス先を探す場合には、応募者は特に何かを準備する必要はありません。
一方、応募者自身でリファレンス先を選定する場合には、基本的に2~3名程度へ依頼するのが一般的です。
1名は上司、もう1名は同僚などの指定がある場合も。
リファレンスチェックをお願いするにあたり、下記のようなことが聞かれるなど、事前にきちんと説明をし、協力を求めましょう。
質問内容は?
基本的には在籍期間、仕事内容、スキル、コミュニケーション、人柄などを問われることが多いです。
例えば
・〜さん(応募者)との関係はどのようなものですか?
・〜年〜月から現在までの勤務と聞いていますが、間違いはありませんか?
・〜さんの役職は何でしたか?
・〜さんは店長として具体的にどのような業務をされていたのでしょうか?
・〜さんが特に優れていると感じるスキルにはどんなことが挙げられますか?
・〜さんについて、今後一緒に働くチームが知っておいた方が良い情報はありますか?
・今後また〜さんと働く機会があれば、一緒に働きたいと思いますか?
このような項目が挙げられます。
事前に質問内容が共有されている場合は、依頼した上司や同僚へ質問内容を伝え、当日スムーズに対応してもらえるよう依頼しましょう。
事前に質問の共有がない場合には、上記のような項目について質問がある旨を伝え、参考までに応募先に提出しているレジュメを共有し、改めて自分のアピールポイントを把握しておいてもらうなどで対応すると良いでしょう。
「リファレンスチェック」とだけ聞くと必要以上に身構え緊張される方も多いですが、日頃から上司や同僚、部下などと良好なコミュニケーションを築いていれば何の心配もいりません。
いつリファレンスチェックがあっても堂々と対応できるよう、職場ではチームワークを大切にすることも大事ですね。
それではまた次回!