「店長が原因で退職」を撲滅するリスト

前回は、店長・サブに昇格された方を対象に「心得てほしい、意識・体現すべきこと」をお伝えしました。今回は反対に、「その立場でやってはいけないこと、見せてはいけない姿」をお伝えします。悲しいお話ですが、どうやら「店長が原因で辞める」ってのが、アパレル販売員の1番多い退職理由らしいです…。という事で、今週の記事を熟読して名誉挽回しましょう!

※こちらの方もお怒りです(汗)

 

1.部下の売上を取ったらいかん!

正直こんな当然の事、言おうか迷いましたが、まだこういった「店長・サブ」がいらっしゃるみたいなので改めてお伝えしたいなと。

例)※よくある一例、いや二例をご紹介。

・取り置きしてるお客様がご来店。担当(部下)スタッフが不在。取り置きしてたアイテムから店長の接客により、更に2・3点〜とセット購買に繋がる。そして、自分の販売スキル様々と店長自身の売上にしちゃう。

・部下スタッフが担当したお客様が返品に来られました。また、その部下スタッフは不在。何とか返品を免れようと代替え品で何とか返品回避。同様に回避スキル様々となり、

返品商品=マイナス売上を→部下売上で。

交換商品=プラス売上を→上司売上で。

って自身も元上司にされたことあるし、これよくある話なんです。

自分の「販売スキル」を上手く活かしてはいるけど、落とし所を間違えてる。これでは、部下から上司に対しての「信頼」や「尊敬」には繋がらないです。店舗としてもまとまらないですし、絶対チームが機能しません。

そもそも、そこまでしないと「売上」とれないのか?ってなりますしね。

要するに、上司としての器がかなり小さく見えるのです。また、その遺伝子が部下へ受け継がれる可能性もありますので即刻やめましょう!

 

2.育成主語に「自分は〜」ばかりは禁止!

これは経験豊富な立場だからこその一方的な経験談、つまりあなただけの「成功法」ですから、それを強要する育成方針ではいけないと言うことです。もちろん、「武勇伝」も禁止です。あなた方がそうであったように、今ある「立場=役職」って自分自身で切り開いて勝ち取ったはず。

ですので、部下スタッフへのアドバイスは、

→ 自分の成功事例を一般化して伝え、

→ そこらから先は本人の意識・判断・行動に委ね、

→ それをあなた方がサポートしてあげる。

部下本人が自ずとやる「体勢」を整えてあげましょう!

 

3.絶対にを弱い姿を見せてはいけない!

これも店舗の上司としては当然な内容です。前回記事では「迷い」もダメとお伝えしました。

特に店長という立場は孤独です。店頭で行う全てにおいて、「判断・采配・対応」が求められます。上司や部下に相談や意見を聞いたりしますが、結局はあなたが決めること。成功もあれば失敗することもあります。だから、まずその失敗を自分の責任としっかりと認めることが大事で、そして次にその失敗を次にどう修正するのか?次にどう活かすのか?

常にそのサイクルに対応できるかが重要です。だからこそ、「失敗」からの「迷い・弱音・ネガティヴ」はタブー。もちろん弱い姿もダメ。

店舗の「リーダー」ですから戦う姿を忘れずに!

 

と3項目にわたり、まずは初歩の「店長・サブ」としての

「してはいけないこと」

「見せてはいけない姿」

をお伝えしました。正直、またまだありますが、詰め込みすぎるのもよくないので段階を追ってお伝えしていきます。

もう少ししたら、新卒も入社しますね。働きやすい環境作りましょう!

それに、冒頭で述べた「店長原因」の退職理由を撲滅しましょう!

 

新しい取り組み始まってます。→ 「トプセラ」パーソナルコーチ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!