ビックワードが生まれたここ数日のアパレル業界。
すごい個人的なことを言うと、zozoの発表ではもうプロダクト(PB商品)のデザインが見れると思っていたので、ワクワクドキドキしていた私個人は少ししょんぼりしておりました。(非常に勝手に
ただ、この話題についてはやや過剰な反応とポジショントークが炸裂していて、完全に気持ちがついていけていないのが本音で。笑
IT系の企業とともに近い分野のプロジェクトにも関わりますし、その反面、人が採寸し服を仕立てるような工場のブランディングにも身を置く人間としてはもう少し冷静に話したいし冷静に見たいので、す、、が、、、。という感じです。
そちらはまた今度しっかりまとめて書いてみたいと思いました。
ただポジショントークにはまることなく、時風には乗っておきたいという気持ちで、こんなツイートをしてみました。
zozo suitでバズが起こってるらしいけど、実際服を作る人間からするとこれからの発展に期待みたいなところあるし、サイズのデータって結構持っているところもあるし、なんにせよここからだぜ!って感じするんだけど、そんなことより私が描いた前澤さん見てほしい。 pic.twitter.com/ddtkgmPyhP
— ひがしだうに (@Yukimi000) November 24, 2017
いいね 8。
以上です。
あと、みなさん、先日月曜日の記事は前半はよくできたフィクションです。
(今日一番言いたかったのはこれです。
手を動かす人と戦略を考える人は同立平行
さて、全然違う話になりますが。笑
どこの業界でも小題の二つを両方専門的にできる人間は少ないですよね。
ただこの二つは伴ってこそ結果を生み出せるのがビジネスです。
機械やテクノロジーが好きな現代日本人、対してアナログに手を動かす人たちへの理解がなくなるという極端なことも起こりがち。
先のzozoの件もそうですが、寸法というのは服を作る上での一次情報なんですね。
(もちろんそれを正確に、しかも一定の基準のもとデータが取れるというのは素晴らしいこと。)
でもその寸法をもとに、どこにゆとりを入れてカーブをつけると腕が動きやすいとか、不自然じゃないとか、そこが〜cmゆとりが入るならここはこれくらいシェイプしてもいいかな、とか。そこにはまだまだテクニシャンを介する必要がありそう。
でもその人たちがみんながみんな、戦略を考えたいと思うのかというと、全然違うと思うんです。
どうにも戦略を考えられる人間が評価されると、相対的に手を動かすことを下げて考えがちなのが悲しいところ。
わかるように説明する力を持たない戦略側と
わかるような視点を持たない手を動かす側。
これを少し解決するだけで、ビジョンの共有目標の共有が円滑に進むことも多いのですが、なぜこんなにも相入れないのか。
戦略が思いつくのに、手を動かす人の協力を得られない
この手の話、ごまんと聞きます。
起業家、マーケター、コンサル・・・
もちろん中には真摯に取り組む中で相談を持ちかけてくれる人もいますが、中には「だからダメなんだよ」なーんて。
それに対して私は真摯に「だからダメなんでしょうね・・・」 と返すのですが。
参入障壁が低いとされるファッション・アパレルの世界ですが、そのイメージとは反してそのテクニックは培うには時間がかかることも。
よくweb、IT、DTPどの世界でも言われることですが「その技術を磨くためにかけた時間が軽視されがち」というのがあります。
たしかに安く売られがちな衣料品を前に、それを感じないというのもわかりますが、それはただのリサーチ不足です。
何か生産を自動化する機械を作るにしたって、その技術をもつ人間が必要になるわけです。
その反対に日本のアパレル業界は、その背景にいる人たちに光をあてる、ということをしないできてしまいました。
時代がより進む中、もっと効率的にノウハウをアップデートしていくことができるはず。
新しい戦略、新しいテクノロジー、長い歴史の中で培われたアナログな技術、概念。
それらをうまく混ざり合うために、本日ももう一本打ち合わせに行っています・・・。
それでは。