こんにちは、遊びも売上も常にトップセラーの金田です。
まずは、長い長いGW商戦お疲れ様でした。
GWは集客も多いことから、店舗単位・ブランド単位で様々な販促やイベントなど実施されたと思います。
その目的や狙いとしては、多くのお客様への「購買に繋げる為のアプローチ」もっと丁寧に言えば「お買い上げ頂く為のアプローチ」であります。
今や店舗・ブランドで行われる「購買を促す・購買を高めるアプローチ」=販促・イベントは多種多様あります。
例えばよく実施されてる今までの代表的な施策と言えば、
・「期間限定プライス」「2点以上◯%OFF」「タイムセール」→OFF施策
・「¥○○○○○以上お買い上げで◯◯プレゼント」→ノベルティ施策
・「期間中ポイント◯倍付与」→ポイントUP施策
などが挙げられます。前述した通り、上記施策の店舗やブランドの狙いとしては、
「お客様に(金銭面で)”お得感”を感じてもらいお買い上げ頂く事」
が大枠な共通した目的。もちろん、次回来店を促す目的とした”顧客化(ファン作り)”の為でもあるとも言えます。
しかし上記の様な”施策”は近年、いつでも・どこの店舗でも時期、商圏問わずに実施され乱立しているひどい状況から、年々「価格訴求」の”価値”はお客様に響かなくなってきており”飽和状態”である事はもう皆さんも感じておられることでしょう。
なのに、
「集客する為に販促(イベント)どうする?」
と本部から聞かれたら、表向きや内容は違えど結局は”価格訴求”での販促しか思いつかない事実。正直、「あるある」なのではないかと。
◯「せっかくの機会だ!」という価値提供できる事が=”顧客満足度”なのではないか
近年、「コトを売る」や「体験を売る」という”ビジネス”をよく耳にしますがこれに近いサービス(施策)が必要であるのではないか?と実際に実施されてるブランドを目の当たりにして自身は感じたわけであります。
自身が実際に実施され目の当たりした施策の例を挙げると、
・春(季節)を感じてもらう為、本物の桜の木を使用しディスプレイする。
・イラストレーターに依頼し、店舗で来店されたお客様の似顔絵を書くサービス。
・お買い上げ頂いた小物やバックをその場でカスタマイズ
・デザイナー、バイヤーの直の接客販売
などがありました。もちろん、「価格訴求」ではないのでこれらを実施しただけで突出した売上を獲得していたとは思えません。
しかし、見てて感じたのは上記の施策全てにおいてお客様が次々に惹きつけられ入店して行く姿、そして実際にサービスを受けたお客様の楽しげに満足している「表情や姿」を見ると店舗やブランドとしての「”良い印象”を残す、”認知”してもらう機会」とお客様に感じてもらう「せっかくのこの機会」を今後はいかに「施策」として幾度と提供できるかが重要なのではないかと考えるわけであります。
現実的に予算の兼ね合いなどで厳しいブランドもあるでしょう。しかし、セール時期でもない時期にOFF施策に踏み込めるリスクがあるなら、「時や機会を提供する施策」に注ぎ込むリスクも変わらないはず。
これらを機にお客様への”価値提供”を改めて今後の施策に繋げて頂ければと思う今日この頃です。