【VMD】流れを掴めば売れる店舗に

 

今回はこの閑散期を利用して本当に今の什器レイアウトが機能しているのか?を検証する検証手法を紹介していきます。

実需を迎える前に改善できるところは改善してVMDによる売り上げUPに繋げましょう!

 

あなたの目線は誰目線?

以前のこの記事に書いていますので詳しくはそちらを。(タイトルはふざけてるようだけど中身はちゃんとしてますよ 笑)

道に落ちた食べ物って3秒間は綺麗だよね?

この中でも書いているように店頭に立つ際には常に「お客様目線」で自店を見る癖をつけましょう。これはレイアウト変更やディスプレイをした時もラック一本だろうとテーブル一台であろうと変更したら取り敢えず一歩離れて見る事が全体感の把握の為にも必要です。

 

この癖がついていないとトータルでの感じが分からずに一つ一つはしっかり出来ているつもりでも調和が取れていない店舗になったりするので重要です。

 

お客様は常に入店を決めるまでに「外」から店舗を見ているので自分で編集した売り場をお客様と同じ「外」から見て、想い通りの打ち出しになっているか、余計な備品や汚れなどが無いかをお客様目線で確認しましょう。

 

 

導線の確認

さて、自分の想いがしっかりと打ち出せていると確認できたら次は導線です。

今作った打ち出しはあくまで仮定によって成り立っていて、実際には狙ったようにキャッチや入店に繋がらないなんて事は多々あると思います。

そんな時にやるのが導線調査。

普段からお客様の動きとか確認してるし何を今更…と、思われるかも知れませんが今日紹介するのは短時間で何回も確認する、そしてそれを積み上げて統計的に判断するモノなので感覚的な定性ではなく、定量によってなぜ良いのか?なぜ悪いのか?そしてそのエビデンスをしっかりと提示して共有できるようにする為の手法です。

 

準備するもの

バナナはおやつです。なんて、遠足的な小見出しになってしまいましたが、必要なのは紙とペン、以上!

なんて簡単なんでしょう!とは、いきません 笑。

まずは自店の図面を書いてください。これは大まかでオッケーです。

こんな感じね。

 

図面がかけたら調査を担当するスタッフ2名に下の図の場所にスタンバイしてもらってください。
(赤枠)

 

 

そして、後はひたすらお客様の動きをマーキング!は、嘘です。

書き込むポイントはお客様がどこから来てどこを見てどこに止まって、触ったか触らないか?です。そのまま入店されれば入店後の動きも書いていきます。その線を何本も重ねていく事で店内回遊の導線と入店確率の高い場所が分かります。

マークはなんでもいいのですが例えばこんな感じ。

→・・・トラフィックの流れで多い方を線を太くする

△・・・タッチポイント

◯・・・接客ポイント

線・・・お客様の動き

などなど。これを記入していくとこんな感じ。

 

調査する時間は一回につき10分~20分程度で十分です。これを日に3回ほどやればオッケーです。

なんか違うなー、お客様の流れ変わったかな?と、感じたら改めて調査するとより精度は高くなりますよ。

基本的なやり方はこれですが後はやり易いようにアレンジしていけば良いですが、大切なのは同じ時間帯に多方向からお客様の流れを調査して流れを見える化する事なのでそれは外さないようにしてください。

この調査でしっかりと導線の流れを知ればレイアウトの際にどこで受けてどう店内を回遊してもらって、どこで接客をすれば良いのかなどが見えてくるのでVMDだけでなく販売の戦略を立てるのにも役に立つので時間のある時にやってみてください。

 

でもこれ繁忙期の方が客数多くて良いんじゃね?と、思ったあなた、正解です!!繁忙期の調査による答え合わせは本部の人間に一日中店頭立って調査して貰えばいいですよ。

 

今の閑散期はそこまでの下積みとしてやっておきましょう。

 

それではまた来週

 

 

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』