VMDに前年動向が一番反映されやすいのは3月

花粉が酷い!寝ても覚めても朝から晩まで花粉との戦い…。薬を飲んでると軽減されるけどたまに鼻水の代わりに鼻血が出ます。

こんにちは、kazです。

さて、今は鼻水も鼻血も出てないので今のうちに記事更新しちゃいます!

今回は「前年動向から対策を立てる」事をお伝えしていきます。

それでは、スタート!

 

前年動向を活用する理由

はいはい、いつでもやってますから 笑。

と、聞こえて来そうですが春こそこの分析が最高に役立つと考えています。

何故ならば、多少のブレはあるものの冷夏、暖冬のよう極端な乖離が無いからです。

直近3年間でもほぼ16度前後の気温に数日一桁台の気温がある程度です。て、最低気温と最高気温の差が結構あり、朝夜寒くて昼間暖かい感じなのも同じ。去年はちょっと最高気温が高すぎましたが…。

また、ニーズに関しても入卒や入社などのモチベーションも変わらずある季節。

そんな所から他のシーズンよりも外的要因も少なく、MD的にもバランスの取りやすいシーズンと言えます。

と、言う事は前年動向を基にした戦略、戦術が立てやすいのです。

 

アイテム別実績を基にした対策

前述の理由から前年動向を基にどのアイテムをいつのタイミングで最大化させるか?の目安が大枠立てられたら実際にひと月のVMDカレンダーを作成します。

このカレンダーは週毎に打ち出しのテーマやカラー、販促を全て書き込んでいきます。

これを基にいつ、なにの露出を高めて強化していくかを把握してレイアウト図を作成します。

目的はスプリングコートからより軽い羽織に移行するのはいつが良いのか?ニットからブラウスなどの軽いモノへの移行はいつなのか?などを可視化して事前の準備や、展開していく優先順位を明確にしておく事です。

先ほども書いたようにひと月の中で寒暖差が激しい時期でもあるので暖かくなれば後半に露出拡大しようとしていたモノを気温の高い日に前面に出し、寒い日にはその逆も然り。

こうした変化に素早く対応出来るようするには先ほどのレイアウト図にてカテゴリー分けしたグループを作っておけば気温に応じてグループの展開位置を入れ替えるなどの対応も素早く手軽に出来ちゃいます。

と、言う事で、月の中での寒暖差は大けれども通して見れば例年と変わりない事が多いので前年動向からの対策が有効なのです。

 

ちなみにVMDカレンダーには前年の気温も入れておくとさらに対応しやすいのでyhoo!天気で確認しておきましょう。笑

そして、やはり例外もあるので先週のこちらの記事にも記載しているように直近の流れを見ての定性情報を加えて万全を期すのです!

ただし、この「売るための対策」とは別に本格的な春モノ立ち上がり期に必要な「コンセプトの打ち出し」も忘れずに行いましょう。

そうする事でお客様に今シーズンへの期待を膨らませてもらい、今後の自分たちの店舗に来て新作を見るのが楽しみ!と、思ってもらうのも大切です。

 

さぁ、そろそろ本気のVMD力を見せつけてやりましょう!

 

それではまた来週

 

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』