苦手カラーは、色相ベースを知る事で克服できる

こんばんは!

トプセラ水曜20時若手枠、本日はモリオカがお送りいたします。

~担当という名称が欲しいな、と思う最近。

パーソナルスタイリング担当 辺りがいい塩梅でしょうか。

「お似合いです」の言葉の正体

前回の記事で、「似合う」という言葉にはそれぞれの要素があり

それに起因する理論がある事をお伝えしました。

今回はパーソナルカラーについて、掘り下げていきますね。

店頭でこんなお声、よく聞くのではないでしょうか?

「赤が苦手で」

「黄色が苦手で」

「ベージュが苦手で」

特に主張が強く感じやすい、進出色である暖色系は

苦手と感じられる方が多い印象です。

ただ、「そうなんですね」で諦めてはいませんか?

カラーを構成する要素を理解すれば

そこを克服できるケースはありますよ!

カラーの構成要素

カラーを構成する要素は以下の4つです。

色相・・・黄、緑、青、紫、赤 等の色の大元の事。

今回は、この色相を更に

これらの色を青み寄り、黄み寄りに分けます。

(ブルーベース、イエローベースという呼び方がメジャーです)

明度・・・色の明るさの事。

彩度・・・色の鮮やかさの事。

清濁・・・クリアな色か、マットな色かという事。

※ここは色味だけでなく素材の光沢等にも左右されます。

今回は①色相に焦点を当てていきます。

イエローベースとブルーベース

店頭でよく聞くのは「イエロー」が苦手、という声。

イエローが苦手、というお客様の一例として

ブルーベース(肌の青みが強い)の方がいます。

この特徴を持つ方は、イエローの黄みの強さが肌に調和しにくいです。

(例外として青み肌でイエローベースの方もいるのでご注意下さい)

左がイエローベースのイエロー。

右がブルーベースのイエロー。

ブルーベースの方であれば、

ブルーベースのイエローが取り入れやすくなります(緑みの黄)

もう一つとして「ベージュ」が苦手、という声。

イエローと同じく

ブルーベースが苦手とする色で、

これも青みに寄せる事で似合わせやすくなりますよ。

このようなオーソドックスなベージュを

ブルーベースに寄せるとこうなります。(ピンク寄りのベージュ)

この辺りは女性の方であれば

メイクの分野で馴染みがある所でしょうか?

逆にイエローベースの方でブルーが苦手な方は、

今年トレンドのターコイズ系のブルーなんかはオススメですね!

このように

色の構成要素でも、色相は一番目に見えて分かりやすい要素なので、

肌の黄み、青みに調和させてあげる事で

苦手と感じられるカラーも取り入れやすくなります。

勿論、そんな都合よく店頭に丁度いいカラーがあるとは限らないので

「あれば使って下さいね!」という所ですが笑

是非今後は、店頭の商品の色がブルーベースか?イエローベースか?

という点も今後は気にして見てみて下さい。

「苦手だった色が着れるなんて嬉しいです!」

なんて言って下さるお客様がいれば

販売員として最高に嬉しいですよね。。

いつかどこかで

お客様の力になれるシーンが出てくるかと思いますので

是非ご承知置き下さい!

それでは。

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森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。