「お似合いです」の言葉の正体

初めまして。

新たにトプセラ若手枠に入りました
森岡裕之と申します。

現在某ブランドに入社し、販売員3年目
一年前は普通のトプセラ読者だった
普通の販売員です!

自分自身について簡単に…
中高とオンラインゲームにハマり、ずっと帰宅部
毎日10時間近くPCに張り付いていた
重度のネット中毒でした。
多感な思春期をネットに捧げてしまったコミュ障ですが、販売に携わっております。
その後高卒で工場に就職、服が好きな思いが捨てきれず退職
服飾専門学校で学び、現在の会社への就職に至ります。

入社後一年半はメンズでの販売を行い、その後ウィメンズに配属。
配属されたものの
・女性の言う「可愛い」が抽象的でつかめない
・「似合う」と伝えるものの、何が どう お客様に似合うのかを言語化できない。

そんなモヤモヤを解消するべく
パーソナルカラー
骨格アドバイザー
顔タイプアドバイザー
の資格を取り、「似合う」とは何なのか?にひたすら向き合ってきました。

それぞれの理論の持つ意味

最近では雑誌に特集が組まれ、徐々にメジャーになりつつある
カラー、骨格、顔タイプですが
3つそれぞれが別々の「似合う」の要素を引き出します。
パーソナルカラー・・・似合う<色>
骨格診断・・・似合う<シルエット、素材>
顔タイプ診断・・・似合う<テイスト、柄>

我々販売員は、これらの理論を知らずとも
毎日洋服に触れている経験値から自然と似合うモノを選べます。

ただ、そこまで洋服に触れる機会のお客様は
そうはいかない方が多いかと思います。

それぞれの理論を軽く知っておくだけでも
接客に活きるシーンが生まれ
提案の言葉にしっかりと理論の肉付けができます。

お客様の問題解決に繋がる

最近はこのような実例がありました
・無地のベージュのブラウス
・同じ形の白と黒のストライプのブラウス
を2点どちらかお悩みのお客様。
お話しを聞くと、「ストライプを着てみたいけど、何故か似合わなくて・・・」
との事。

ストライプは柄なので、顔タイプでおおよそのジャッジができます。
(直線要素の強いストライプ柄は、顔に直線要素の強い方が似合います。)

その時のお客様は、少し可愛らしい曲線要素の強いお客様。
そのような要素をお伝えした所ベージュをお選び頂き
ストライプ柄を今後選ぶコツとして
「ストライプはコントラストが弱ければ、直線要素が弱まり
抵抗のある方でも似合いやすくなります。白とサックスブルーのような
配色のコントラストが弱めの柄ですとチャレンジしやすいです」

と具体的なアドバイスを付け加える事ができました。

3つの理論の情報を得るには

協会等で講座を受けるのが一番深く学べる所ではありますが
やや高額の為難しい部分も多いかと思います。

販売に活かすという面においては、知識として知っておくだけで
活かせる部分も多いので
それぞれのワード検索を行うだけで
色々なタイプの詳細説明や、自己診断等も行えます。
プロの方の診断を受けるのも良いかも知れません。

「なぜ似合うか?」はロジックで分析できる

そのような理論がある事を知っておく事で
・何らかの2択を迫られた時、どう根拠付けをしてオススメするのか?
・代替案はどの要素を変えて提案を行うのか?

を体系立てて考える事ができます。
骨格や顔タイプのタイプそれぞれの特徴を軽く知っておくだけでも
接客で活きるシーンがあるかと思います。

このように
カラー、骨格、顔タイプ 3つの理論を
接客で活かせるポイントを
今後発信して参ります!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。