店頭が忙しくなるとつい忘れがちなこと

こんにちは、水曜日のタニグチレイです。

まもなく12月を迎えるこの時期はお客様の購買意欲も高まっているのを感じますね。
前年クリアが簡単ではなくなっているかもしれませんが色々と状況は変化しています。

数字を相手にしているのではなく目の前のお客様を相手にしているのですから買っていただければ自ずと数字が付いてきます。

自需もギフトも増えていくこの時期少しだけ心のゆとりを忘れずにいましょう。
今回はこれから色々と追われてしまいそうな時だからこそ軽い読み物的な内容です。

販売員にはいつもの(ように思える)ことでもお客様は皆それぞれ一回きりのこと

これから年末年始と来店されるお客様は増えてきます。
店頭の販売体制はそれに合わせて対応していくとしても接客以外にも集中的に複数の対応が重なることはあります。

例えば
・接客中に少し離れたところから別のお客様に呼ばれた
・在庫を取りに行っている間に道を尋ねられた
・カウンターでラッピングをしている時に別のお客様からお会計を依頼された
・電話の保留中に店頭のお客様から在庫の有無を聞かれた
・販売員同士引き継ごうとして話している時にまた別のお客様から呼ばれた
・接客中に先ほど接客していたお客様が戻ってこられた
・一見様の接客中に顧客様が来店された
・全員が接客中に電話が何度かかかってきた
・フィッティングルームが埋まって何名かお待ちいただいている
・レジが重なり店頭で対応できる販売員が極端に少なくなっている

など挙げていけばまだまだいくつも出てくるようなことばかりです。
これは店頭が忙しくなった時によくあること。

販売員全員が忙しくしていると大変そうに気遣ってくれるお客様もいます。
ですが誰も手が空かないことにイライラされてキツい言葉を投げかけるお客様もいます。

何度も経験している方はいらっしゃると思います。

販売員も人ですから我慢して頑張ってくださいというつもりはありません。

仮に2〜3客同時に対応していたらなかなかそれ以上はどのお客様にも中途半端になってしまいます。

ただそんな時に1つだけ。

「販売員にはいつもの(ように思える)ことでもお客様は皆それぞれ一回きりのこと」

頭ではわかっているんですよね。
でも気持ち的だったり体力的に無理と思うこともあります。

ヤバイ!忙しすぎてムリ!と感じた時にちょっと思ってみてください。

少し意識できたら焦らず対応できます。

大事なことは接客中のお客様にも呼ばれたお客様にも状況の説明や声をかけること。
放っておかれているとか気付かれていないと思わせることがないように。

大丈夫です、お客様だってわかってくださいます。

で、売り場内の販売員の動きもチラチラ見ておいてうまく連携を取ってください。

頼めそうな人がフリーになりそうだったら頼む。
逆に頼まれた時は手が空き次第速やかに受ける。

売り場全員が必死にやっているのでお互い様です。

ただし1つ1つのことは丁寧に。
理由は先ほどと同じでお客様にとっては一回きりのことです。
作業ではありません。

実際は販売員にとってもお客様同様一回きりのことなんです。
お客様はそれぞれ違うわけですからそれぞれが一回のことですよね。

ただ忙しくなるといつもの(ように思える)ことと感じてしまうかもしれない。
販売年数の長い先輩たちは対応しながらもお店のことも見ています。
ですから必要な指示は出してくれます。

だから安心しつつ自分でもほんの少しゆとりを持つために時々思い出してください。

そしていつも少しのゆとりを持てたら「販売員にもお客様同様一回きりのこと」と思えたらいいですね。

これはいつも来てくれる顧客様でもその時その時は一回きりで同じではないですから。

本格的に忙しくなるまでにいつでも少しのゆとりを持てるように。
言われるまでもないようなことかもしれませんがだからこそ再確認です。

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谷口玲
About 谷口玲 221 Articles
1976年3月生まれ。 販売員歴18年。 メンズはヨーロッパ系デザイナーズセレクトショップと英国デザイナーズブランド、レザーグッズブランドで販売。 レディースはミセスセレクトショップとドメスティックデザイナーズブランドで販売。 今まで大阪、神戸、京都、広島、札幌、東京、横浜などの百貨店を中心に店頭に立ち現在はフリーランスの販売員。