VMD的市場調査とは。

今週はトプセラ忘年会in東京でした。

普段はSNSやweb上では絡んでいるのに「はじめまして」の応酬。笑

なかなかに新鮮でした。

さてさて、そんな年末感溢れる今日この頃。

今週は「VMD的市場調査」です。

普段僕が市場を回る際に気にしている部分などをお伝えして少しでも役にたてばな・・・と、思い簡単に書いてみることにしました。

それでは、スタート!

 

市場調査の目的

MD的な確認や各社の打ち出し確認によるトレンド分析などが従来の目的でしょうか。

そこは営業だろうとMDだろうとデザイナーだろうと「自分たちの商品がハズレているか否か?」や市場の売れ筋を確認して抜け漏れているMDが無いかを確認しているのが大半かと。

要するに「自分たちのやっている(やった)事の精度や漏れがないの確認」が軸となります。

もちろんVMDとしてもガイドラインを作って、こんな感じで着せ付けて。こんな感じで打ち出して。などを支持している場合はその打ち出し指示がハズレていないかの確認の為、また翌週の打ち出し指示の内容を考える際の参考としても市場確認を行います。

 

kaz的市場調査とは

さて上記の内容とは違いkaz的には店全体のバランスと什器を特に見ています。正直どこのブランドが何を着せていたか?などはほぼ見てません。

基本着せ付けや打ち出しは余程の事がない限りどこも似たような物なのであまり気にしてません。

それよりも「賑わっている店舗の什器配置やバランスはどうなっているのか?」の方が気になります。

賑わっていると言うことは入店客数が多いのです。

じゃぁこの新規が取れないと言われている時代に入店数が多いのは何か他の店舗と違うのか?をVMD視点として特に店舗の什器レイアウトを軸にいています。商品的な要素で人が入っているorブランドの人気以外の要素で何か得るものはないか?の観察を軸にしています。

そのため定点観測として特定の百貨店のPOPUPは毎週必ず見にいきます。その他は商店街などのローカルも見にいきます。

そこは可能な限りに色々なところを見ます。

それは気づきが大切だからです。

そうやって自分の戦っているフィールド以外のチャネルも確認することで自身のスキルの幅も増えていきます。

と、言うことでkaz的には市場調査は成功例の確認とそれを蓄えることで自身のスキルや知識の引き出しを増やす作業と位置付けています。

なので何がいいのか?をじっくりと観察し、表面的に「売れてるアイテムがあるな。旬のMDを外していないな」などは本職のMDなどに任せてVMDとして何を得るか?を軸に見てください。

僕が店頭VMDをしていた時も時間があれば見て回っていいなと思うディスプレイや什器配置はすぐに自店で取り入れてました。

これこそみんな大好きインプットとアウトプットですよね。笑

なので自店のVMDで迷っている方は積極的に市場を見て色々と取り入れてください。

そこにしかヒントはありません。

それではまた来週。

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』