アパレル販売員がマーケターになる為に足りていないスキルとは?

こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。

12/19に行われた今年最後のトプセライベント「元販売員が語る #webで作る新キャリア論 12/19@WeWork乃木坂【完全招待制】も無事に終了。
今回は完全招待制イベントで、販売員さんだけで無くアパレル業界の幅広いカテゴリーの人をご招待させて頂きました。

元販売員が語る #webで作る新キャリア論 12/19@WeWork乃木坂【完全招待制】

今回のイベントの1番の目的は、現場という最前線でセールスをしている割には報われない販売員さんに「積み上げた接客スキルは本部に上がる為の通行手形にしかならい」って常識を変えて貰いたかったから。

登壇者の4人も経歴もそれぞれ。
販売員時代にスペシャルな結果を残した人もいれば、そうでない人も。
それでも共通してるのは「変化を怖がらない」ことなんじゃないな。

webというツールを受け入れる為に新しい知識を加え、自分自身を変えていく。
その流れは4人とも同じでしたからね。

このイベントも年明けにトプセラのYouTubeチャンネルでUPする予定なので、お楽しみに!!

今のうちにチャンネル登録しといてね!

 

 

必要なのは「店の外」のイメージ力

イベントの中で「これからの販売員に必要なスキルは?」という質問への僕の答えが「店の外で顧客が何をしているか?のイメージができるスキル」でした。

これはクライアントさんにも最近よく話すことなんですが、多くの販売員さんが考えていることは店に来た顧客のことです。
店に来店してくれたら、どんな話をしてどんな物を提案して、、、何パターンも考えていると思います。
一昔前のほっといてもそれなりに顧客が来店してくれ時代であれば良かったかもしれません。

ですが今の時代はまず「顧客が店に来てくれない」ところからのスタートになってしまいましたが、多くのアパレル企業は今までの考え方で「店に来てくれてから」の事を中心に考えるところから脱却できていない。
そしてその考え方で店頭販売員への教育や指示も行われたままなんですね。

だから店に客が来ない状況なのに「何故売れないの?」みたいなトンチンカンな質問が本部から店にされるんです。
そんな事言われても「店に来た顧客」の事しか考える事を教えられていない販売員に理由なんてわかるはずないじゃないですか。
商品があたらない、声かけが遅い。なんて目に見える事をこねくり回して話す事しかできない。
悲劇というか、ここまで来ると喜劇です。

今必要なのは「来て欲しい顧客たちが店の外で何をしているかを知って、そこに対してどうアプローチするか」

この事を店頭の販売員の情報と本部の拡散力を使って取り組んで行かなければいけない。

販売員からマーケターへ

僕は常々販売員の未来はマーケターだとお伝えしています。
今のアパレル企業でちゃんとしたマーケターを内製化できている企業は数えるほどです。
店頭で顧客のニーズを常に読み取ってセールスまでを完結している販売員は知らない間にこのスキルのベースを身につけいます。
でもそのままじゃ足りない。

本当のマーケターになる為に「店の外の顧客を知るスキル」を加えることができれば、販売員は優秀なマーケターになる事ができます。

その為に店の中の事ばかりでなく、もっと世の中に目をむけて興味を持ってください。
もっと新しい事へのチャレンジを恐れないでください。

昨日いた店も昨日あった商品も明日になって違う物になっている事はありません。

唯一毎日変化しているのは「人」であり「世の中」です。
その「人」と「世の中」を知る事ができれば、誰に何をいつどこで届ければいいのか?が見えて来ます。

そうなれば、あなたもマーケターのスタート位置に立てる。
未来の優秀なマーケター候補として。

 

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。