こんにちは。TopSeller.Styleの店舗マネジメント担当金田です。
実は先日またまた、某店舗でアウターを接客されてる場面を目の当たりにし、販売員さんの所作に気づく所(注意点)がありましたので、前回記事の「準備と徹底」という部分の内容に紐付く事から”続編”という形でお伝えします。
まずその前に前回記事のご紹介です。↓
一応、簡単に復習しておきます 笑
「アウター商戦」と高単価アイテムが”売上の核”となる11.12月を迎えるにあたり、接客の際に必要となる”知識・作法(着せつけ)”の準備と徹底を店舗での勉強会を実施しておきましょう!
という内容でした。
今回も冒頭でお伝えしました先日、目の当たりにした販売員の「所作」を見て気づいた点(注意点)も前回内容に付随する内容ですので、追記項目として店舗での共有、”徹底”しておく事をオススメします。
逃し場所がないからって「”商品”の上に〇〇を置くな・掛けるな!」
はい!そうです。
販売員の皆さんなら当然理解されてる内容ですよね。
正直、このような事を改めて言うのも…と迷いましたが…。
では、冒頭の内容を詳細をお伝えします。
アウター接客だけではないですが、特にアウターは嵩(かさ)張るアイテムなのでサイズ比較、カラー比較、アイテム比較の試着となると販売員が比較アイテムを持ちながら接客できるのは頑張ってもせいぜい1枚でしょう。
前回記事でもお伝えした、”試着補助”となれば比較アイテムを持ちながらなんて難しいですよね。それに、試着もスムーズに行いたい気持ちもありますしね。
だからって、
「棚什器に並んでる”商品”の上に置いたらダメですよ!」
という内容を目の当たりにしたわけです。これ実は結構よく見るケースだったりするんですよね。
「商品の上に商品だから良いじゃないの?」
という方もいると思いますが、
はい、ダメです!
なぜダメなのか?一応、理由を簡単に説明しておきますと、
・アウターのファスナー等(付属品)によって、棚物(ニットなど)ほつれ・破れになる可能性。シャツ等は型崩れの恐れ。
・棚物(アイテム)目的のお客様への”買う気”を反らす。棚什器=”購買客数獲得”につながる機能がなくなる。
というのが「商品の上に商品を置くな」の理由に挙げられます。もちろん、ラックも同様のことです。
また前述の内容同様によく見かけるのが、
・試着の際に棚什器、ハンガーを置くケース&目一杯のラックに空ハンガーを掛けるケース
これももちろんダメですよね。理由はほぼ上記の2項目と一緒ですが、追記としては棚にハンガーを置く事は落下したり、引っかかったりと”危ない”というところが理由に挙げられます。
そしてもう一つあまり言い方や表現としては良くないのですか、
・FR(フィッティングルーム)接客以外での棚什器、ラック什器に試着の際にお客様が着られてきたアウターを商品の上に置く・掛けるケース
商品は多くのお客様に見て選んで頂きたいのが本筋です。他のお客様の事を考えれば、いくら「試着されるお客様が着られてきた」からといって商品の上に置く・掛けるというのはやめておきたい事ですよね。
というように、
「わざわざ言われなくても…わかってるよ!」
的な事ですが、いざお客様を目の前に高単価アイテムとなれば目先の「決めないと!」という高ぶる気持ちが先走ってしまい、
「ついつい…」
という瞬間的に忘れがちになるケースが多いのも事実です。
商品をズラす「所作」には”余裕”と”自信”も感じられる
というように、「ついつい…」を無くしていく為にも、少し気持ちに”余裕”を持った接客を心掛けて下さい。(という事に限るのですが 笑)
どうしても試着の際に置場として棚什器、ラックを使わざるを得ない時は「置く」という”所作”の一歩前に「ズラす」という”所作”を強い意識と行動を癖づけましょう。
その行動はただ「所作が完璧!」というものだけでなく少し大袈裟な表現ですが、
「1つの所作」によって接客されてるお客様に「余裕がある」という好印象を与え、その印象はあなた方の接客そのものから”自信”をお客様に感じてもらえる「1場面」の「1行動」であるのです。
恐らく”決定率”も少しは上がるでしょう 笑
少しの「所作」が目の前のお客様はもちろん、他のお客様にも”好印象”を与えている事を日々意識し「徹底」していく事をオススメします。
では、また来週〜。