こんにちは、kazです。
先週はVMDの基礎知識として「ハンギング」をご紹介しました。
そして今週はシェルフ、テーブルディスプレイで使う「フォールディング、フォールデッド」、所謂「オタタミ」についての基礎知識です。
それでは、スタート!
フォールデッドの目的
それは・・・畳むこと!
まぁそう言うことでではなく。。。
ハンギングと違い主にプルオーバーに使用するモノで、ハンギングに比べてシルエットやデザインポイントなどは見せられない代わりに規則正しく畳まれた商品はカラーの打ち出しなどのイメージ統一に有効です。
最近は昔ほどシェルフでのカラーパレットで打ち出すことはありませんがわかり易くイメージするのはユニクロのネストテーブルでニットやパンツなどが色別に積みあげられているのを思い浮かべてもらうと良いかと。
形はシンプルだけどカラーのバリエーションや同じカラーをTOPにして畳むことで強くカラーのイメージを打ち出せます。
と、言う事で主に『カラー』を打ち出すのに有効な手法です。
フォールデッドの基本ルール
タタミ幅などはそれぞれのブランドによりですが、一応幅によってイメージが違いますので軽く書いておきます。
幅が広い・・・安定感がありニットなどのローゲージの物などに適し、落ち着いたイメージ。
幅が狭い・・・Tシャツなどの薄手の物に適し、カジュアル感と軽さが演出できる。
と、簡単に幅の説明として以下、基本ルールです。
一山は可能な限り1品番で積み上げる
デザインポイントなどのディテールが見せられないフォールデッドではトップにある物でデザインなどは判断されます。違うの入れるとわかんないYO!ってことですね。
幅は揃える
ハンギングよりも乱れが目立ちやすいフォールデッドなので基本である畳はば統一して乱れたらすぐに直すように心がけましょう。
ボタンやファスナーなどはきちんと留めて
上と繋がりますが少しの乱れが目立つフォールデッドではこのような細かな部分も目立ちます。なので閉じるなら全て閉じる、開けるなら全て開けるなどの統一感が必要です。そもそもディテール見せる手法ではないですけど。
テーブルなどでは一山の高さが均一になるように
厚手、薄手などの素材によっても同じ数量を積んでも高さが変わります。このままだと凸凹でバランスが悪いのでなるべく均一になるようにしましょう。一山だけ高いとか売れ残りに見えやすいので。
縦横のカラー配置に気を付ける
基本的には同列にある物はカラーを揃えたり縦で揃えたりします。
テーブルなどの向かい合わせ人あるような場合はそれぞれが引き立て合う色味を近づけるのも良いです。
揃える場合はカラーの打ち出し強化引き立て合うのはアクセントカラーを目立たせるなど訴求したい内容に合わせて選びましょう。
さて、前述ですがフォールデッドで商品が一番魅力的に感じるのは手丁寧に、規則的に並んでいる時です。
逆に乱れていると一番目につくハンギングよりも地味に店頭のイメージに悪影響を与えます。
忙しい時ほどここを忘れずにタタミ直しなどに気を配りましょう。
また、閑散児にもタタミ直すことで商品に空気を流し生き返らせることができるので定期的にタタミ直すことをススメします。
それではまた来週。
VMDに関する過去記事はこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓