3つの視点から見るブランド分析②-7(STP分析-市場セグメンテーション-拡張)

こんにちは!隔週木曜MD&営業のNaruです!

新型コロナウイルスの話題ばかりですね。
今の時期は不要な外出は避けている方も多く、お店に足を運んでくださるお客様はふらっと寄ったわけではなく、ギフトやフレッシャーズなど目的を持って来られている方が多いのではないでしょうか?
そんなお客様の心理をしっかり読み取ってベストな提案をする。そして満足して帰っていただく。
「今日来て良かった」と思ってもらえるように!
お客様が想定する買い物体験の上を行く接客ができるといいですよね。

そんなわけで本日はMDの週ですね!
前回の続きです↓

3つの視点から見るブランド分析②-6

自分たちのブランドポジションを理解した上で戦略を組むことが大切!
そのためには他社を分析し、他社のポジションを明確化することで自分たちのポジションをハッキリさせることをしていきます。
もう口酸っぱく言ってますね。笑

それには自社の分析でもよく行われるSTP分析を他社にもするとよくわかるよ!っていうお話。

S…セグメント
T…ターゲッティング
P…ポジショニング

競合他社はどんな市場機会を見つけているか?

競合他社は市場や顧客をどう分類してどうターゲッティングしているのか?

というわけで前回までは競合他社の市場機会の見つけ方、i.細分化とⅱ.プロセスまでやってきたので今日はⅲ.拡張を!

市場の拡張で掴むビジネスチャンス

市場=お客様
と捉えると分かりやすいかも。

あなたのお店はどんな市場=お客様をターゲットにしていますか?

たとえば、ユニクロの場合。
ターゲットにしている市場はどちらかと言えばファッションに無頓着、もしくはベーシックなものを好む老若男女でした。
つまり市場を分けると
ファッショナブル↔︎ベーシック
となるわけです。
それが昨今のユニクロはどうでしょう?
ルメールとのユニクロU事業やエンジニアドガーメンツ、JWアンダーソンとのコラボレーション。
ユニクロはファッショナブル市場へと拡張し、今までは薄かったお客様の層を獲得しました。

ここで大切なのは市場を拡張したからといって商品やブランドとしてブレないこと
市場を拡張するということはブランドとしては違うお客様もターゲットとするため、ついブランドの見せ方や商品面でブレが生じがち!
「あちらの市場を立てればこちらの市場が立たず」といった状況ですね。
ユニクロは安価でシンプルというブランドとしてのアイデンティティを守りながら市場の拡張に成功しました。

具体的な例では無いですが、元々はメンズで始まったブランドが同じブランドでレディースもやり始めるとかは1つの市場拡張ですね。
メンズ市場↔︎レディース市場
という構図になるので。

ブランドというよりビジネスとしては、ストライプインターナショナルのメチャカリ(服を借りるサービス)なんかは服を買うという市場から服をレンタルするという市場へ拡張しました。

というわけで、既存のビジネスやブランドの市場を拡張するだけで自分たちのビジネスチャンスを掴むことにもなるし、競合がどのような市場にいるのかがよく分かってきますよね。

ただし大切なのはブランドとしてブレないことと、その拡張した市場にしっかりニーズがあるかどうかは深く探っていかないとリソースの無駄遣いになりますよ!

というわけで今日はここまで〜!
お疲れ様でした。

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Naru
About Naru 46 Articles
1993年生まれ。三代東京生まれ東京育ちの江戸っ子。都内某レザーグッズメーカーにて販売、営業を経て現在3つのブランドのMDを担当。販売員時代では入社3ヶ月で某都内百貨店自社ブランド売上の過去最高売上を記録。 販売員目線とクリエイター目線で商品面・売場面においてバランスの良いMDを構築。仕事において大切にしていることは、関わる人に気持ちよく仕事をしてもらうこと。これを基に転がされるように見せながら最終的に自分のやりたいことを遂行し転がしていく。