アパレル販売員の社販割引きで買った服はメルカリ?セカスト?それとも私用で使う?

こんにちは、ヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。

アパレル販売員にとって新しいシーズンが始まり自社ブランドの新作が店頭に入荷しだすのが1つの楽しみな方も多いんじゃないでしょうか?
お客様に新しい商品をオススメするのをイメージするのも楽しいですが、自分自身が新シーズンをどんな装いでお客様を迎えるか?を考えるのもアパレル販売員の大きな楽しみ。
僕もポールスミスに勤務している頃は「今シーズンはどんな新作を着て店頭に立とうかな」「どんなコーディネートで店舗に立てばお客様に喜んでもらえるかな」なんて新作を見ながらワクワクしてたのを思い出します。

ですが反面、心に引っかかる事も。
「社販で買って店で着ていた服をどうしよう。」
僕らの時代では今のようなフリマアプリもなかったですし、セカストなどの今でいう2次流通ストアの買取もコメ兵ぐらいしかなかったので殆どが「私用で着る」で終わっていました。

今の現役アパレル販売員さんは実際のところどうしてるのかな?と思ってアンケートとってみました。
そろそろ新作を購入するアパレル販売員さんの参考になれば。

 

社販割引きで買った服ってどうしてますか?

「メルカリ、セカスト両方使ってます。」
「近所のセカストに売りに行ってます。」
「セカストの買取アップの期間に売りに行ってます。」
「基本的にはあまり売りませんが、あまりにも着ない古くなった物は売ります。」
「一旦メルカリ、売れなければセカストへ!」
「手元に置いておきたいものはカメラマンやスタイリストの友人へ撮影用衣装に貸出」
「販売員同士の企画フリマで販売」
「自分でそのまま使う」
「撮影貸出してます」
「知り合い間でトレード」
「自分でそのまま着るか、友達にあげてます」
「着用後は使うかスタイリストの友達にあげます」
「必要ないアイテムはネットで買取してもらいます。」
「一年経って結局着てないなと思ったものはメルカリに出品してます」
「私の会社は、メルカリもセカストも、禁止です」
「会社グループの中に2次流通ストアがあるので、そこに売ります。」

予想より少なかったのがメルカリなどのフリマアプリ。
出品や配送の手間を考えるとセカストなどに持って行く方が手間が省けるので良いみたいですね。

でも半数ほどが「自分で着る」や「誰かにあげる」
元々が服が好きでアパレル販売員になった人が多いので当然といえば当然かも。
最近ではアパレル企業が自社社員の服を買い取る仕組みもできて着て、何社かのアパレル販売員は自社買取でしたね。

個人的には自社買取の制度がどのアパレル企業も出来るのが理想かなっと前々からは思ってますね。

社販割引きで買った服をフリマアプリ出品や買取に持って行くならいつ?

「最低1年は着て、次のオンシーズンで着ない物が出たら買取ショップに持ってきます」
「最低半年後にもっていく」
「オフシーズンになったら、買取に出します。」
「着用して1〜2年後あたりに持っていきま」
「シーズンオフです。もしくは1年越し。」

殆どがシーズンオフになってから。
これもシーズン中は店頭で着用してるから当然といえば当然ですね。
セカストなどのリユースショップみてると春先などに状態の良いおしゃれな冬服がでてたりするのは、こういった理由があるからだと思ってます。

 

社販割引きで買った服をフリマアプリ出品や買取に持っていくのは会社から注意されたりする?

「転売は社内規程あり。」
「明らかにプレ値で売って稼いでいる、ブランドに損害と思えるレベルはNG」
「普通に古着としてお金に変える程度ならガチガチの規則はない」
「販売後の2シーズン以内はダメ」
「メルカリなどで販売したのがバレるとクビ」
「必ず2ヶ月以上着用した商品であればメルカリなどもOK」

辞めたスタッフが顔出しをしてメルカリで売っていて、注意されていました。
バレなければ良いことになってます。

 

一番厳しいブランドでは「メルカリなど一切禁止で発見すればクビ!」というところもありましたが、かなりレアケース。
今はフリマアプリも日常の当たり前ですし、2次流通自体がアパレルの新しいトレンドになっている背景もあって基本的にはOKな企業がほとんど。

その中で各企業がルールは決めていますが

販売シーズン中は転売しない
社販で安く買った服を社販価格以上で売って儲けない

この2つが大きなルール、というかモラルは守ってね。という感じですね。

 

他社のアパレル販売員はどうしてるの?って質問や、今からアパレル販売員になる方には疑問になってた人も多いと思うので参考にしてくださいね!!

 

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。