お客様はなぜ、販売員から逃げるのでしょうか?

みなさま、こんにちは。

現役販売員、SAKIです。

9月に入りました!

いよいよ秋本番ですが、店頭は在庫がなくセール品がたくさん!ストックはスカスカで、いつもの9月とは違うぞ…?という方が多いのではないでしょうか?

私も日々レイアウト変更、接客等悩みが尽きません。

昨日は上期最終日だったので、スタッフ全員とゆっくりと面談をし、今の仕事の取り組みについて、接客についての悩みや、お店に対する意見や改善点などを話し合いました。

その中で全員に言われた言葉が印象的だったので、今日はそれについて書こうかなと思います。

「お客様から逃げられてしまうのですが、どうしたら良いでしょうか?」

なんとスタッフ全員から口を揃えてこの質問が出てきました。苦笑

わかるなぁ…と思いながら、各々の接客を一緒に振り返りながら聞いていたのですが、

声をかけるタイミングがわからない、声をかけても無視されてしまう、店内滞留時間は長いし決まったアイテムを見ているのに、試着に繋げられない…全員質問内容は違いましたが、うまく接客が出来ない事に悩んでいる様子でした。

実際お盆明けから客数は変わらないものの、さらっと見て帰られる方もいれば、接客しても反応がない…という方は増えていました。

販売員も新規商品がない中で、毎日違った魅せ方をする工夫をしたり、それがお客様に届いていないのかな?など、みんなで話し合いました。

「お客様から逃げられてしまうということは何か違和感があったからだよね?」

ここが1番大切で、お客様にはそれぞれ自分のペースがあり、探したいものを見つける方、持っているものにどれが合うかな?、サイズはどっちがいいか気になるけど試着しようかどうしようか…など、お客様は店内に入られている間に考えているわけです。

考えながら歩いている時に、販売員から話しかけられても、いきなり驚いてしまう可能性もあるので素っ気無い対応になってしまう方もいらっしゃると思います。

販売員側の声をかけるタイミングも難しいと思いますが、基本は変わらないです。

アプローチって、なぜ必要なのでしょうか?

↑今年の初めにアプローチについてまとめて書いたので困ったらご参考になさってください☆

レジを開けよう、売ろうとして焦らない

このご時世なので、毎日レジを開けるのに必死だと思います。

しかし、それは私たちの都合でありお客様からは関係ないので焦る気持ちも十分分かりますが、そこで焦って、いつもと違うタイミングや、とりあえず声をかけるということはしない方が良いです。

どんな時も販売員は、お客様が困った時に助ける、相談に乗ってさしあげる、という事を忘れないようにしましょう。

客数が少ない今だからこそ、顧客化しやすいという事を忘れない

いま、接客して買い上げに繋がった方は、親身に話を聞いてくれた、自分に合うコーディネートを紹介してくれた、お買い得な商品を教えてくれた、ということで、またこのお店に来たいなと思ってくださる方が多いです。

焦って声をかけるよりも、焦らずじっくりお客様のペースで接客をすること、1回の来店で終わらせない接客をできるように心がけましょう!

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SAKI
About SAKI 48 Articles
1991(平成3年)2月生まれ、28歳。 販売歴10年。 ゴディバジャパン株式会社にて、洋菓子販売を3年経験したのち、株式会社アダストリア入社。 アパレル販売経験を積み、ステップアップとして国内大手アパレルメーカーへ転職。 1年目から4年連続、館・会社から各種表彰受賞。 ブランド個人売上2年連続全国1位。 現在、都内百貨店でサブ店長を務める。 セールス、マネジメントどちらもこなすプレイングマネージャーとしての目線を生かし、若手からベテランまで、『これなら自分でもできる!』と思っていただけるような、わかりやすい記事を配信いたします。