こんにちは、常に遊びも売上もトップセラーの金田です。
あたり前な話ですが「店長」という立場である以上、様々なマネジメントシーンにおいて”修正する・修正できる”といった対応力が求められます。
例えば、先日多大な被害をもたらした「台風21号」。関西地方中心に多くの商業施設が”臨時閉店”という対応を余儀なくされました。あの状況や甚大な被害を考えれば、当然の対応であったと言えます。
商売する上で特に私達の仕事上「月予算」というのがあり、そこから更に「週予算」・「日予算」と細かく分解し予算組みするわけでありますが、前述の”台風による臨時閉店”なんかは予算組みの時点では「想定外な事」なので当然、予めから予測できた・予測していた事ではありません。
そして、当日を迎え結果としては、
「2018年9月4日(火) 売上¥0」
となりました。
そうです。言ってみればたかがド平日の1日、しかもまだ実売時期でもない9月初旬と考えれば、月中の他の日に予算を振り分ければ、決して、高い上乗せ予算ではないです。月後半には3連休が2回待ってるのでまだまだ盛り返せれる”修正計画”が立てられます。
しかし、”想定外な事”はこれだけではありません。ここ数日の連日の悪天候。更に前述の台風がもたらした”消費行動の低下(買い控え)”という余波もあり「外的要因」が及ぼす厳しい環境が引き続き続くかもしれません。
そんな厳しい状況ですが、月末までの残り日数で何とか挽回する為にも今後の天気・気温のチェックから”計画的な”予算の修正が「店長」には求められます。
予算達成に導く為にも「獲れる時に獲る!」”突発的”な修正力が必要!
ん…? はい!解説します。
例えば先述の台風の日「9/4(火) 予算20万」であっての売上¥0。月の残日数が20日とする。単純計算すれば、日割1万ずつ予算を残日へ上乗せとなります。
この考え方ですが、決して間違いとは言いませんが、スタッフや店長にとっての気休め程度の考え方であると自分は思います。
何がダメか?「予算1万」と聞くと確かにハードルが低い数値に見えるのですが、元々の予算にプラスと考えれば、たかが「1万」もされど「1万」となり鳴かず飛ばずの平日なんかで考えれば、結構負担になる数値だったりします。
例えば、上記を参考にすると
「予算20万+1万→着地18万=−3万」
となりマイナス分が増えます。そうです。もちろん、逆のプラスになる時もあるので常にプラスが続くのであればこんな話は”問答無用”です。(めっちゃ好調な店舗の方はここまでで結構ですよ 笑)
ただ、前出で伝えたように「どうしようもない外的要因」もあるので継続はかなり困難であるとも言えます。
だから、僕がオススメするのは、
「(売上を)獲れる時に獲る!」
という方針です。何ら計画性のない、安直な考え方ですが、動向が読みにくい昨今には案外”適正”だったりするんです。
「追い風を更に生かす!」という単純な方針
皆さんのお店でも「今日は好調!進捗が良い!」なんて日あるでしょ?
そんなノッてる日に予算上限せずに「更に伸ばそう」ということ。
また、この考え方は”単純”なんで部下にも浸透しやすく一緒にノッてくれますしね。だから、部下には「店舗単位」だけでなく「個人単位」でも伝えてやると(期待されてるということから)”売上効果”を発揮してくれたりもします。
反対に”不調な日”は、
「とりあえずここ(数値)までは獲ろう!」
という、到達不可能なのに闇雲に予算を追いつづけずに「到達可能最低予算」に即座に修正する。
「目標数値」を予め決めておく事は大切ですが”想定外な事”や”逆境”となる動向になった時、モチベーションまでに悪影響を与える事を考えれば、
その日その日に店長として考える到達可能な目標への繰り下げ、ノッてる時の更なる伸長させる無限の設定という突発的な”修正力”は時に必要であると考えます。
例え、計画性がなく単純で安直な考えだったとしても月単位で考えれば時にはそういう「方針」も店長の”スキルの幅”として持っておくべきかと。
では、また来週〜