こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイです。
先週と先々週はトプセラ新年会の様子をお伝えしましたが、「圧倒的に売るためだけの教科書アンコール」をもうちょい続けますね。
2月も最終週で、おそらく一番売り場も閑散としている時でしょう。
時間も体力も余裕があるときにしっかり勉強して3月の立ち上がりに備えましょうね!
と、その前にちょっとした小話。
先週とある百貨店さんとの商談の席で、メインの話が終わってからの雑談の中で「最近、ネットで服買うのが面倒になってきた」て話題になったんですよね。
その方は40代の女性の方で、バイヤーって職業柄ちゃんと情報収集もされていて最近のトレンドも押さえています。
もちろんその情報を収集する方法の中にwebも駆使しながら。
そんなある意味「一般のお客さんよりもリテラシーが高い」人が「ネットで買うのが面倒になってきた」って言うんですよ。
理由は色々あったんですが、その中で僕が引っかかるのが「値段がまちまちで値引きもわかりくい」でした。
最近話題になっているZOZOの「ARIGATOサービス」なんかもそう。
「え、私はこの商品いくらで買えるの?得してるの?損してるの?」と非常にわかりづらい。
人間って損したくない生き物なんで「他のwebshopの方が得に買えるかもしれない」なんて思い出すと、調べまくるわけです。
でも表示価格が%Offになっていても、そのOff率で買うためには会員にならないといけなかったり条件を満たしていないとダメだったり。
服を選ぶ手間に加え「一番お得に買える場所を探さないといけない手間」が面倒で、気持ちよく買い物できない。
それだったら、自分の目で見て手で触って販売員さんの説明や提案で納得して、その場で気持ちよく買いたい。
自分自身で選んで、例えそれが後日webで安く買えるとわかっても多少悔しい思いはするけど後悔はしない。
つまり、値段だけで買うか買わないかを選んでるわけじゃなく「体験価値」こそが気持ちよく買い物をできる条件だと。
ま、この意見はリアルで小売店に関わっている人の話なんで「皆そうだ!」と言うつもりもない。
でも、このような層は確実に一定の割合で存在する。
むしろ、今後増加していく予感があります。
僕はこの層がもっと増加して表面に出てくる前に「この層から支持してもらえる土台」を作る事もリアル店舗のチャンスの1つだと思う。
僕の勘を信じる信じないは自由です。
でも、流れはあるよね。とだけ言っておきます。
て、事で本題いきますか。
まずはおさらい!
で、本日は「時間を守るな」です。
ちょっと今の時代には合わないかもしれませんが、あえてお伝えしておきます。
「何もしない」時間の大切さ。
僕は販売の現場に立つときは自分を「アスリート」だと思っています。
店舗の人の流れを読む力や、自分の立つ場所のポジショニング。
お客様の行動に合わせて、どのような動きをすれば適切か。
そう、営業時間は試合の感覚です。
ですので、試合が始まる前に必ず「アップ」をおこないます。
でないと怪我するからです。
今の時代では「就業時間ぴったり売り場に入るのが当然」なのかもしれませんが、僕は自分が与えられた時間の前に店に行き、まず状況を把握する時間を作ります。
僕のアップですね。
お客様の流れ、商品の配置、周りの販売員の動き。
まず、自分は販売するのではなく「ただ見ている」
こんな時間を15分ー30分ほど作るために、早めに売り場に到着するのが常です。
なので、就業時間ぴったりに売り場に入りすぐに仕事に取り掛かる。
これは当たり前な事なのですが、僕自身はその販売員さんを「凄いな」といつも感じます。
入った瞬間に全力ダッシュをしないといけないかもしれない。
僕にとってはかなりのリスクなんですよね。
勤務時間になってしまうと「やらないといけない作業」や「目の前に来たお客様」の対応に追われます。
当然、そっちに気がいってしまうんです。
だから、「まだ自分の勤務時間ではない」時間を売り場で確保して「何もしない時間」の中で今日1日の未来を予想します。
アップしながらイメトレしてる感じですね。
時間を守る事は当たり前です。
ですが、たまに自分に時間を投資してみるのも悪くないと思うんです。
良い意味での「時間を守らない」。
自分の時間を自分で作れる販売員。
それが「圧倒的に売れる販売員」への第1歩です。
では、また来週!!
PS
頭のアップになら、こちらもどーぞ。